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前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ 「ふうーッ……もうじき、降臨祭か……」 グラモン元帥の四男ギーシュ・ド・グラモンは、士官用宿舎の窓辺で、溜息をひとつついた。 ここはアルビオン大陸南部、古都シティ・オブ・サウスゴータ。 人口は四万を数えるアルビオン有数の大都市で、サウスゴータ地方の中心都市でもある。 先日連合軍によってクロムウェルの共和制政府より解放され、始祖降臨祭の準備で賑わっている。 その戦いでは、このギーシュも活躍したのだった。彼は戦闘の様子を回想する……。 この都市は、始祖ブリミルが最初にアルビオンへ降臨した場所であり、小高い丘の上を利用して建設されている。 円形の城壁と五芒星形の大通りを有し、観光名所としても知られている歴史ある街だ。 連合軍が上陸したロサイス港と、首都ロンディニウムを繋ぐ街道の中間点にあり、古来交通の要衝として栄えてきた。 ここを抜けば、アルビオンの南部を制したに等しい。 連合軍6万人の軍需物資は、豊富とは言えせいぜい6週間分。 最初から長期戦は不可能な話であり、短期決戦で一気に首都を攻略する腹積もりであった。 それに一年の初めに当たる始祖降臨祭、ヤラの月の初日から10日間は、宗教上休戦せねばならない。 ゆえに、このウィンの月いっぱいで戦争にメドをつけねばならないのだ。 しかし、ロサイスに上陸してから10日あまり。総司令官ド・ポワチエ将軍は、軍議を続けていた。 「かなり警戒しておりましたが、激しい抵抗はあれっきりですな。時間と兵糧を無駄にしてしまいました。 ロンディニウムに籠った敵は、まだ動きません。籠城戦の構えかと」 「ふむ、しかし我が方もアルビオンの南部全域を抑えれば、どうにか補給はできよう。 ロサイスの戦いで敵艦隊に大被害を与え、空は制した。ひとまずこの都市を攻略する事に全力を注ぐのだ。 ウィンプフェン参謀総長、周辺の鎮撫は進んでおるかな?」 「ええ、地域住民は連合軍の味方です。クロムウェルたちは無理な清貧を民に強制し、 蛮族や亜人を派遣して食料を略奪させたようです。民心はすでに、敵側から離れているのが実情ですな」 「よおし、明後日より攻撃を開始するぞ! 艦砲射撃で大砲と城門・城壁を崩しておけ! 一番に突入した部隊には、立派な勲章を授与してやる!!」 かくして、上陸から15日目。ようやくシティ・オブ・サウスゴータ攻撃が開始されたのである。 その頃、シティ・オブ・サウスゴータでは、亜人どもによる略奪と破壊の限りが尽くされていた。 アルビオンの北部、ハイランド(高地)地方に棲むオーク・オグル・トロールといった鬼たちだ。 巨体怪力で山のように食物を喰らい、棍棒で人間を叩き殺すのが趣味という物騒な奴らである。 そしてシティの中心部、市議会庁舎には、さらに異様な存在が二体いた。 青く輝くヒトデのような怪物は、ソロモンの72の霊の一柱、『五芒星の侯爵』デカラビア。 獅子の頭から五本の山羊の脚が突き出た怪物は、同じく『星辰の総統』ブエル。 共に医術や秘薬の知識に詳しく、多くの使い魔を操る魔神だが、彼ら自身にさして戦闘力はない。 亜人の多い占領軍を抑えるための雑魚悪魔である。 「ああ、この都市は『霊脈』がよく通っていて、心地よいのう。わざわざ五芒星の結界まで張ってあるし」 「ほんにのう。まぁ、まずは人間どもをこの街に引き入れて、エサにしちゃろうぞ」 「亜人どもは血肉を食らうじゃろうが、わしらには魔力の高いメイジの霊魂がご馳走じゃ」 「あやつらの死骸は、秘薬の材料にもなるぞい。ひひひひひ」 城壁の外では、戦列艦による艦砲射撃が終わり、朝もやの中を兵士たちが突撃してくる。 松下率いる『千年王国』軍団は、別働隊として市内上空を『魔女のホウキ』に乗って飛び回る。 彼らは魔法や銃弾を放ち、頭上から亜人どもを始末しているのだ。 時々飛んでくるバリスタの巨大な矢は、メイジたちが協力して撃ち落す。 「……これは、見事な五芒星の結界だな。うかつに踏み込むのはやばそうだ」 「伝説によれば、始祖ブリミル自らが設計したそうよ。本当かどうか知らないけど」 松下とルイズは、高みに立って地上を見下ろしていた。 五芒星、ペンタグラムは『明けの明星』や霊魂、人体という霊的小宇宙を表す重要な図形だ。 東洋では陰陽道において五行を表すシンボル、晴明桔梗紋(セーマン)として知られる。 完全数たる四に一を足した、変化と転変の数。魔法学院の塔と同じく、四大系統と虚無を表すのだろうか。 あるいは周囲の円形の城壁こそ、『大いなるゼロ(0)』を象徴するのかも知れない。 「一番槍に興味はないが、あの中心部に聳えるひときわ高い建物に、怪しい気配があるな。 『占い杖』も反応している。青色と銀色のオーラが立ち昇っているのが見えるかな?」 「なんとなく、見えるわ。あれは確か市議会の庁舎だし、そいつらが亜人を指揮しているのかしら。 そうね、頭を潰せば……でも、私は今、あんまり『虚無』の魔法が撃てないわよ」 「ふむ、偵察を出すか。どんな奴か分かれば、対策は立てられる」 メイジの一人が使い魔のカラスを飛ばし、庁舎内の偵察をした。やがて彼は、情報を松下に伝える。 「おっ、あれは第四使徒のギーシュじゃないか?」 ふと城壁の方を見やると、ギーシュ率いるグラモン中隊、総勢150名が突入を始めている。 案外手際よく、20匹ほどのオーク鬼の集団を片付けていた。 ギーシュの指揮が上手いというより、副官のニコラという軍曹が戦慣れしているお蔭だったが。 やがて崩れた櫓の一つに、薔薇と豹をあしらったグラモン家の旗がひるがえった。 「へーえ、凄いわ! 一番槍じゃない! 私たちも負けていられないわ、手柄を立てなくちゃ」 「そうだなあ、ここはひとつ、彼と協力しようか。第二使徒シエスタよ、あの中隊に連絡してくれ。 敵の大将は市議会の庁舎にいる、我々『千年王国』教団がご案内しよう、とね」 「分かりました、『我らのメシア』!」 「さあルイズ、ホウキ部隊を呼び集めよう。地上戦に移るぞ」 総勢1000名の『千年王国』軍団はグラモン隊と合流し、大通りを市議会庁舎に向かって進撃する。 襲い来る亜人や敵兵を踏み潰し、大通りに面した建物を次々と制圧し、 一同は聖歌を高らかに歌いながら行進する。市民は歓呼して『解放軍』を迎え、花を撒き散らした。 「こ、これが勝ち戦か! ぼかあ今、猛烈にカンゲキしている!(わなわな)」 「うはははは、初陣で幸先がいいですぜ、グラモン中隊長!」 「諸君、これは『千年王国』を築くための緒戦に過ぎない。 共に団結し共に攻め、地上に天国を、万民に自由と平和をもたらそう!」 「はははは、何だか知らねえが景気がいいや、『千年王国』バンザーイ!」 「戦闘というより、凱旋式みたいね……気分がいいわ、みんなもっと歓声を!!」 《群衆の多くの者は上着を道に敷き、他の者たちは葉のついた枝を野原から切って来て敷いた。 そして、前に行くものも後に従うものも、共に叫び続けた。 『ホサナ、主の御名によって来たる者に祝福あれ! 今来たる我らが父祖、ダヴィデの国に祝福あれ! いと高き所に、ホサナ!』》 (『イエスのイェルサレム入城』:新約聖書『マルコによる福音書』第十一章より) ぶおおーーーーっ、という角笛の音が、市内に響き渡る。悪魔デカラビアとブエルの全身に悪寒が走った。 「な、何じゃ? このビビビと体に響く、いやな音は?」 「あ、あれじゃ! 来おったぞ、『東方の神童』が!」 松下は自ら嚠喨と角笛を吹き鳴らし、市内の住民に『解放者』の到来を告げていた。 何万という大軍が続々と城壁を越えて攻め込むや、市民も隠し持っていた武器を手にして総決起し、 連合軍と協力して亜人どもをそこかしこに追い詰め、掃討していく。 市議会庁舎から見下ろすと、黒い大波が押し寄せてくるようだった。 「ははははは、これぞ『神の笛』だ! さあ市民諸君、暴虐を働いてきた敵兵をことごとく滅ぼし、 この町を清めよう! 大いに叫べ、ハレルヤ、ホサナ!!」 「「HALLELUJAH!! HOSANNA!!」」(神様万歳!! 救いたまえ!!) 「わしの家は叩き壊されたぞ!」「私の子供は食べられちゃったわ!」 「俺の嫁は凌辱されちまった!」「メシもカネも略奪されたぞ!」 「清めろ! 聖(きよ)めろ!!」「降臨祭の前の大掃除じゃあ!!」 「打倒、クロムウェル政府!!」「打倒、共和制政府!!」 「市議会庁舎へ向かえ! 占領軍の大将をぶっ殺せ!!」 まるで『ハーメルンの笛吹き』のように、松下の後ろには市民や軍勢が続々と集まり、中心部を目指す。 その数は130人ならぬ、数万人。松下はまた角笛を吹き鳴らし、士気を高める。 「あっぐ、く、苦しい! この音はたまらぬ、まるで『ソロモンの笛』じゃ!」 「い、いかん、早く逃げ出さんと、リンチにかけられて嬲り殺されるぞ!!」 《そこで民は呼ばわり、祭司たちはラッパを吹き鳴らした。 民はラッパの音を聞くと同時に、みな声をあげて呼ばわったので、石垣はみな崩れ落ちた。 そこで民はみな、すぐに上って町に入り、町を攻め取った。 そして町にあるものは、老若男女も牛も羊も驢馬も、ことごとく剣にかけて滅ぼした》 (『エリコの陥落と聖絶』:旧約聖書『ヨシュア記』第六章より) 「それ、市議会庁舎に攻め入れっ!!」 うわーーーっと目を血走らせた大群衆が攻め入ったから、たまらない。 悪魔たちは空を飛んで逃げ出すが、どうしたことか庁舎の建物より高くは飛べず、城壁の外にも出られない。 松下は慌てふためく悪魔を嘲笑い、ホウキで飛びあがって魔法の縄をかけ、降伏を勧告する。 「ははははは、結界をぼくが利用して、外へ出られないようにしたのだっ。 この都市の住民は、みなぼくらの味方だからな。さあ観念しろ、悪魔ども!」 「「お、お助けを、『悪魔くん』サマ!!」」 「サマはよけいだよ。どうせきみら悪魔は殺しても死なないんだし、 ひとつ暴徒と化した民衆に嬲り殺されてくれないか? あれを抑えるにはそれしかないぜ」 「そりゃひどい! カミサマ、マツシタ様、お助け!」 「わ、わしらはあなたの手下になります! この都市もそっくり献上します! どうか民衆に執り成して、わしらばかりはお救いください!!」 『民の声は神の声』とは昔から言われているが、メシアに人民への執り成しを願った悪魔も、 そうザラにはいないだろう。そこで松下は、こう提案した。 「じゃあ、きみら自身の偶像をこしらえて、それを密かに身代わりにするんだな。 そうしたらこの壷の中に大人しく封印されていたまえ。時が来たら出してやる」 「「は、はい! 『東方の神童』よ、感謝いたします!!」」 こうして、シティ・オブ・サウスゴータの攻略は、僅か1日で終了した。 悪魔どもが土の塵と藁でこしらえた生贄の偶像は、松下とギーシュによって破壊され、 集まった民衆の前で灰になるまで焼き尽くされた。 ド・ポワチエ将軍は彼らを英雄として賞賛し、多数の勲章を授与したのち、 翌日シティの中央広場において、共和制政府からの解放を宣言したのであった。 「「連合軍、万歳!! 解放軍、万歳!!」」 集まった市民は、自由の回復を喜び、万歳をもってこれに応えた。 「……と、早々に片がついたのはよかったが……随分のんびりしているなあ、連合軍は」 ギーシュは、宿舎の窓から大通りを見下ろし、また呟く。 ここ、シティ・オブ・サウスゴータの解放が今月の半ば。しからばここに守備兵を5000も残し、 全軍をもってロンディニウムを包囲するのが、常道であろう。 ところが市内の食料庫や金庫はカラッポだった。やむなく連合軍は民心安定のため、食料などを市民に分配する。 もともとギリギリだった兵糧は、これで半分に減った。破壊された建物の修復などもやらざるを得ない。 ロンディニウムを包囲するには軍需物資がどうにも不足で、本国からの輸送を待つことになった。 そこへ、クロムウェル側から休戦の申し込みだ。期間は始祖降臨祭の終了まで。 両軍とも体勢を立て直す必要があり、トリステイン・ゲルマニア両国政府もやむなくこれを受諾。 シティ・オブ・サウスゴータは、復興特需と降臨祭の準備で、お祭り騒ぎの気分に満ちていたのだった。 「ああ、アルビオンはやはり寒い。3000メイルも上空の、高地だもんなあ。 雪がちらついてきたじゃないか、白銀の降臨祭になるな」 熱いワインを啜り干しリンゴを齧りながら、ギーシュは呟く。あれから『英雄』としてさんざん祝勝会に連れまわされ、 エールの飲み過ぎで腹具合が悪くなったようだ。しばらく飲み会はキャンセルしよう。 宴席ではバッチリもてたが、戦地ゆえモンモランシーやケティに会えないのは、少し辛い。 大体アルビオンは料理も酒もいまいちで、女の子は美人でもみんなキツいのばかり。 ええい、本国からの慰問団はどうした。手紙のひとつも寄こしたってよさそうなもんじゃないか。 ああ、こっちから書くのを忘れていた。よし、ひとつ恋文でも書こうか。 と、ドアがトントンとノックされた。 「お、誰だい?」 「ゲルマニアの士官で、チェザーレという者だ。ミスタ・ギーシュ・ド・グラモンはこちらかな?」 「……何だ、男か。声は若いが、サインでも貰いに来たのかな。やれやれ、英雄は辛いヨ」 ギーシュは椅子から立ち上がると、金髪を櫛で整えてドアへ向かった。 「うっほん、どうぞ、入りたまえ」 しかし、ドアの向こうにいたのは、信じられないほどの美少年だった。満面の笑顔で握手を求めてくる。 「やあ、英雄殿、初めまして! ジュリオ・チェザーレです! ぼかあロマリア人の神官だが、ゲルマニアのブラウナウ伯爵に取り立てられてね、 今はゲルマニア軍に属している。よろしく、ミスタ・ギーシュ」 「ああ、よ、よろしく、ジュリオくん」 彼の美貌と爽やかな笑顔、有無を言わせぬ勢いに、ついクラッと来たのはナイショである。 (つづく) 前のページへ / 一覧へ戻る / 次のページへ
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前ページ次ページゼロな提督 「黙れ小童!」 苛烈な怒りを内包した女の声が響き渡った。 ファーサードから一人の女性がツカツカと広場へ進み出た。ヴァリエール公爵夫人だ。 全てを焼き付くかのごとき灼熱の眼光がウェールズを睨み付ける。 そして、ウェールズに杖を突きつけた。 「父王の仇たる敵に尻尾を振って許しを請い、おめおめと生き恥を晒す卑怯者め!惰眠を 貪り国を傾かせたですって!?それは、あなたとあなたの父君ジェームズ一世の事でしょ う!」 「いかにも!ゆえに父は始祖と国民の怒りを受けて倒された!だが神聖皇帝クロムウェル 殿は、余の未熟と不徳を許し、真の始祖への信仰を授けて下さった! 故に、余はここに集う全ての民に呼びかける!レコン・キスタに集うべし!我らの聖戦 に杖と剣を並べるのだ!!」 見目麗しい皇太子は、公爵夫人の眼光を正面から受けつつも、怯むどころか自らの正当 性を高らかに主張する。ロマリアの教皇、聖エイジス三十二世辺りなら信徒の鏡と褒め称 えただろう。 既に群衆も魔法衛士隊も観衆と化し、事態の推移を固唾を呑んで見守っている。 上空を旋回していた竜騎士達までもが、地上で一体何が起きているのかと高度を下げて 様子をうかがっている。 「たわけがっ!!」 今度は公爵の声が響いた。 靴を高らかに鳴らして闊歩し、婦人の横に立つ。 「聖地奪還だと!?世迷い言も大概にせよ!一体、その過程でどれ程の血が流れると思っ ているのだ!?国土の荒廃に思い至らぬか!?」 「一時の犠牲を恐れて本道を忘れる、王家に課せられた義務を放棄する。だから王家は堕 落したと言われるのだ!」 「民草を守るのも王家の務め!無為に戦乱を起こす事こそ始祖の御心に背く行為だ!」 「なんと!始祖の悲願たる聖地奪還を無為と仰せられるか!」 ウェールズの指摘に、一瞬公爵は言葉に詰まる。 だがすぐに立ち直り、信仰ではなく現実的にウェールズを論破しようとする。 「ならば問う! よしんば奪還したとして、その後どうするのだ!あんなハルケギニアから遠く離れた場 所では、兵站も戦線も維持できんだろうが!即座にエルフ共に奪い返されるのが関の山で あろう! 後に残るのはおびただしい数の屍と、荒れ果てた田畑と、親や子を失い泣き崩れる家族 の涙のみ!財政は借金で破綻し、野盗共が闊歩し、地方貴族が反乱を繰り返す暗黒の時代 が訪れよう!」 「それは臆病者の言い訳に過ぎない!ハルケギニアに住まう我ら全ての力と、神聖皇帝殿 の『虚無』の力をもってすれば、いかなる敵も打ち倒せよう!『聖地』に満ちる始祖の光 をもってすれば、エルフ達を永久に退けれよう!」 神聖皇帝の『虚無』。 この言葉が飛び出した瞬間、群衆にさざ波が起きる。伝説の始祖の系統はブリミル教徒 には絶対の権威だ。 公爵夫妻も僅かに怯み、汗が頬を伝ってしまう。 中央広場に集う、ほとんどの者が皇太子へ視線を向けていた。 彼と公爵夫妻の論戦に耳を傾けていた。 その中で、皇太子以外にも目を向けている人がいた。 ヤンは、ファーサードでオスマンの隣に立つロングビルを見た。 ロングビルもヤンの視線に気付き、頷く。 次に隣に立つシエスタを肘でつついて我に返らせた。 そしてワルド達は皇太子ではなく周囲に注意を払っていた。上空の竜騎士隊にも。 今度はルイズが声を上げた。 「姫さま、姫さまは、どうなさるのですか?」 アンリエッタ姫は、ウェールズの胸に顔を埋めたまま、何も答えない。 公爵夫妻のもとへと歩きながら、姫に問いかけ続ける。 「姫さま、おわかりでしょう? このまま姫さまがアルビオンへ行けば、同盟は破棄されます。のみならず、怒り狂った ゲルマニアが攻め入ります。多くの人が死ぬのです。レコン・キスタや聖地奪還とは無関 係に、です」 それでも麗しき姫は何も答えず、震えながら耳を閉ざす。 ルイズは更に姫へ語りかける。 「姫さまは、トリステインを捨てるのですか?姫さまを慕ってくれた全ての人を、裏切る のですか!?」 ようやくアンリエッタは顔を上げた。 苦しげにルイズの方へと向く。 「私達を、行かせてちょうだい」 ルイズの顔にも苦悶が走る。 「姫さま!何故ですか!?」 「そ、それは、聖地奪還という始祖の悲願を」 「そんなの嘘です!姫さまとてご存じでしょう?偉大なる始祖すら不可能だったことが、 何故今さら可能なのですか!?第一、クロムウェルは本当に『虚無』の系統ですか?確か なのですか?」 「いかにも確かだ!」 答えたのはウェールズだ。並み居る群衆に向かって堂々と宣言する。 「余はこの目でしかと見た!神聖皇帝殿が死者を蘇らせるのを!『虚無』が蘇った今こそ 始祖の悲願を成就すべき時なのだ!!」 群衆に更なる動揺が広がる。衛士隊も、どうすれば良いのか分からず命令が下せない。 上空の竜騎士隊は何がなんだか分からず、さらに低空へと降下してきていた。 そんな中、ルイズは必死にアンリエッタへ問いかけた。 「姫さま、答えて下さい。さっき父さまや母さまが言った事にも答えて下さい。 トリステインで多くの人が死んでも良いんですか?本当に聖地奪還をしたいと思ってい るんですか?始祖ですらどうにもならなかった事が、『虚無』一つで全てがどうにかなるな んて、そんな夢みたいな事を本気で信じているんですか!?」 「そ、それは…その」 「本当は、本当は…ウェールズ様と一緒になりたいだけじゃないんですか!?」 瞬間、アンリエッタは誰の目から見ても分かるほど、動揺した。 顔色が青くなり、大量の汗を流し、わなわなと震え出す。 ウェールズは、そんなアンリエッタを優しく抱きしめる。姫は皇太子の服に縋り付く。 口にするまでもない、明確な回答。 「目を覚まして下さい!姫さま、私は先日ご報告しました!そのウェールズ皇太子は正常 な状態ではないと!恐らくは洗脳されていると!!姫さまは騙されているんだわ!!」 アンリエッタは再び顔をルイズへ向けて、にっこりと笑った。鬼気迫るような笑みだっ た。 「根も葉もない言いがかりはおよしなさい、ルイズ」 「姫さま!」 「このウェールズ様が洗脳されているなど、何を根拠に言うのですか?」 「そ、それは…」 ルイズは言葉に詰まる。周囲の状況を把握し続けていたヤンも、思わず舌打ちしてしま う。 洗脳された証拠なんか、あるわけ無い。そもそも皇太子が元はどういう人物だったかす ら自分たちは知らないのだ。もともとこういう人でした、と言われたらこの場では反論出 来ない。 それにウェールズの言葉はブリミル教徒の鏡と言える立派なものだ。それが洗脳だとい うなら、ブリミル教徒全てが洗脳されている事になってしまう。 クロムウェルの系統が虚無かどうかなんて、この場では証明出来ない。 第一、アンリエッタ姫は強く亡命の意思を抱いている。こんな状態で結婚式なんか続行 出来ない、という以前に結婚自体が、もう無理だ。 分は悪い、ヤンはこの現状を認めざるを得なかった。 だが、だからこそ、ウェールズの身柄が必要だ。ウェールズがトリステインにいればア ンリエッタは亡命しない。同盟は破棄されるが、少なくとも国内は分裂しない。レコン・ キスタの自壊を待ってアルビオンの猛攻を堪え忍ぶ事になるが、それでも最悪の事態では ない。 まったく、自分は本当に神とか信仰とかとは相性が悪いんだな。地球教徒に暗殺されか け、ブリミルなんておバカの神様に捕まり、今度は狂信的ブリミル教徒へ洗脳された皇太 子と対峙させられるなんて・・・。そんな恨み言を呟いていしまう。 それでもルイズは諦めず、姫を翻意させようと説得を試みる。 「姫さま…姫さまは、王家の義務より自分の恋心が大事なのですか?民が流したおびただ しい血の道を歩んででも、自分一人の幸せを望むのですか!?国と民のために尽くすのが 王家の義務だったのではないのですか!」 「ルイズ…」 姫は、哀しげに涙を流しながら答えた。 その涙は美しいものだった。陽光に煌めく宝石の様だ。白磁のように透き通る肌を流れ る雫は群衆の心を打った。溜め息とすすり泣きが、そこかしこから聞こえてくる。 そしてそれを聞いているヤンは、凄まじい悪寒に襲われた。理性を感情が覆い尽くし、 正常な判断が出来なくなる。美辞麗句を並べ立てる扇動者の駒と成り果てる。ヤンが散々 悩みぬいた衆愚政治の温床が、今目の前に展開されているのだ。 アンリエッタは鈴の音のように心地よい、だが苦悩に満ちた声で語り続ける。 「ルイズ…あなたは人を好きになった事がないのね?本気で好きになったら、何もかもを 捨てても、ついて行きたいと思うものよ。 私は誓ったのよルイズ、水の精霊の前で誓約の言葉を口にしたの。『ウェールズ様に変わ らぬ愛を誓います』と。世の全てに嘘をついても、自分の気持ちにだけは嘘はつけないわ。 だから行かせてルイズ」 「姫さま!」 「これは命令よ。ルイズ・フランソワーズ、そして公爵も、公爵夫人も、魔法衛士隊も、 国民全てに命じます。私達を行かせてちょうだい。道をあけてちょうだい」 人々は、明らかに怯んだ。 王家への忠誠と、始祖への信仰から、皇太子と姫を行かせるべきだと結論を出した人が いる。同時に頭の中に理性を残した人は、姫の亡命を許せばトリステインが火の海となる と全身に警鐘を鳴らす。 相反する二つの命令が同時に下された脳内、肉体は新たな命令が下されないまま動く事 も出来ない。 群衆は、彫像のように固まってしまった。 固まっていないのは、上空にいるから声が聞こえず混乱したまま虚しく旋回し続けてい る竜騎士達だけだ。 ヤンにとっても、まさに悪夢だ。 自由と民主共和制のために戦ってきた自分が、貴族制度に基づく国家の延命を図って思 考を巡らしている。そして考え付いた手段は、自由を求める女を無理やり政略結婚の道具 とするために、彼女が恋焦がれる男を捕らえるというものだ。 自分が命を賭けたこれまでの戦いは何だったんだ!?人間一人を犠牲にして国家の延命 を図る?それは、僕が同盟政府にやられた事じゃないか!そして僕は部下に助けられ、同 盟から逃げたんだ!! この瞬間、ヤンすらも二律背反に陥り、動きを止めてしまった。 いや、固まっていない人物がいた。 公爵は、大きな溜め息を一つ付くと、杖を引き抜いた。 「お間違いを指摘するのも忠義というもの。城にいる陛下と枢機卿からも、よく叱ってお いてもらうと致しましょう」 その言葉に公爵夫人も我に返り、目にも止まらぬ速さで杖を引き抜いた。 「主君の不始末は、それを諫められぬ家臣の不始末!姫殿下には折檻が必要のようですわ ね!その後で、いくらでも陛下から不敬の咎を受けるとしますわ!!」 公爵夫妻の声に、ヤンは我に返った そしてワルドが公爵夫妻ではなく、上空を見ていたのに気がついた。 状況を把握した。 ジョンストンの風竜に乗って速やかに飛び去ろうとしていたウェールズが、何故に長々 と論戦をしていたのか、ワルドも一緒になって、どうして上空を気にしていたのかを理解 した。何が起こっているのか確かめようと、竜騎士隊が地上近くまで降下してきていたの だ。 「よせっ!離れてくれっ!!」 ヤンは慌てて竜騎士隊に向かって追っ払うような素振りをした。 だが運は味方しなかった。 その動きを見た竜騎士達は、自分たちに何を伝えようとしているのかと訝しみ、さらに 降下してきてしまった。 彼等の頭上、すぐ上にまで! 一人目の分身のワルドが魔法を放った。 巨大な竜巻が突如広場全体に突風を巻き起こす。 そして二人目の分身が本体に『レビテーション』をかける。分身に浮かされた本体は風 に乗り、空へと飛翔した。 「しまったぁ!」 「キャァッ!!」 風に巻き上げられた砂塵と紙吹雪の紙片と花吹雪の花弁に視界を塞がれ、叩き付ける突 風でヤンとシエスタは銃の狙いが外れてしまう。公爵も群集も魔法衛士隊も視界を奪われ た。唸りを上げる風に耳を塞がれた。 そして地上近く、広場上空に滞空していた竜騎士達も突然の竜巻に巻き込まれ、姿勢を 崩し、跳ね飛ばされ地上に叩き付けられそうになるのを必死に耐える。 必死に風竜を制御しようとしていた竜騎士の前に、いきなりワルドが現れた。 次の瞬間、竜騎士は『ブレイド』によって首を跳ね飛ばされた。 「『エア・ハンマー』!」 竜巻の中、殴りつける突風にも怯まず公爵夫人が魔法を放つ。 空気の塊がワルド達と王族二人へと襲いかかる。 「『エア・シールド』!」 だが三人目の分身が空気の壁を作り出した。高圧空気の塊は、やはり高圧の空気の壁に 弾かれ、大音響を響かせて破裂した。 「『ライトニング・クラウド』!」 四人目の分身が雷を撃ち出した。真っ直ぐに、公爵夫妻に向けて。 バチュンッ! 雷撃の白い光が舞い上がる砂塵を照らす。 だが、公爵夫妻は光を遮られ、照らされなかった。 二人の目の前には、大きな土の塊があった。それは雷撃を受けても気にする様子もなく、 見る見るうちに盛り上がり、10メイルほどの人型を為した。砂塵の向こう、ファーサード で杖を構える女性の姿がわずかに見える。 ロングビルが長い詠唱を終え、ゴーレムを形成したのだ。群衆に囲まれた広場でも動け る程度の大きさの土ゴーレムを。 土の巨人は地響きを上げてワルド達へと歩を進めだした だが、長い詠唱をしていたのはロングビルだけではなかった。 アンリエッタが呪文を唱えていた。 同時にウェールズも詠唱する。 二人の詠唱が重なる。 アンリエッタの『水』とウェールズの『風』、トライアングル同士の王族が生み出す魔法 は巨大な六芒星を形成した。 本来なら困難極まりなく、血を吐くような訓練と統率によって可能となる合体魔法。選 ばれし王家の血が可能とする、トライアングル同士が絡み合ったヘクサゴン・スペル。 中央広場にある噴水の水が吸い上げられ、六芒星によって竜巻へと姿を変えた。いまだ 砂塵や紙片を巻き上げる風の竜巻の内側に、更に水の竜巻が出現していた。抱き合い、手 を取り合う二人が天へと伸ばす杖から、津波のような荒れ狂ううねりが生まれていた。 水の城が、ゴーレムへと疾走した。 巨大でありながら、竜巻の回転速度も移動速度も極めて速い。土で出来たゴーレムはみ るみるうちに削られ、溶かされ、竜巻の渦に巻き込まれていく。さらにはゴーレムの背後 にいる公爵夫妻とルイズ、そしてファーサードの貴族達にめがけて暴虐なる水の竜が襲い かかる 閃光が走った。 竜巻を生み出していた二人を、杖を掲げていたウェールズとアンリエッタの腕を、熱線 が貫いた。 さらに立て続けに、幾筋もの光が杖を持つ腕を容赦なく貫く。巻き上がる砂塵の中、ブ ラスターのビームは『エア・シールド』による空気の壁を無視し二人の若き王族の杖を、 腕を、手を射抜く。周囲にいたワルドの分身もルーンを唱える間もなく撃ち抜かれ、破裂 音を残して次々と霧散した。 甲高い悲鳴が上がったが、水と風の竜巻が生み出す轟音に飲み込まれ、誰にも聞かれる ことなく消えていった。 竜巻の中、不自然に風の弱い空間が存在していた。 ヤンが左手に構えたデルフリンガーが竜巻を生む魔力を吸い込み、風と砂埃と花吹雪が 薄くなった空間の向こうにアンリエッタとウェールズ、そしてワルドの分身達の姿が晒さ れた。高く掲げた杖から強大な合体魔法を放った二人の腕と杖、そしてワルドの分身をめ がけ、ヤンとシエスタがそれぞれのブラスターを撃ち込んだのだ。 水と風の竜巻は魔力を失い、急速に消失していく。重力に引かれた大量の水が落下し、 近くにいた貴族達を押し流しながら広場を水浸しにする。紙吹雪と花吹雪がゆらゆらと舞 い降りる。 「ヤンさん!」 「捕まえるよ!」 二人はアンリエッタ達を捕縛すべく駆け出す。 ドゥンッ!! 走り出した二人の頭に、突然鈍器で殴られたような衝撃が振ってきた。 ボンッ!! 次の瞬間には、何かが破裂したかのような爆風に二人とも吹き飛ばされた。 二人の頭上には、風竜にまたがり杖を地上に向け『エア・ハンマー』を唱えたワルドが いた。 吹き飛ばされ、地面に倒れたヤンの霞んだ視界には、風竜に跨って飛び去ろうとするワ ルドがいた。ワルドの横には撃たれた所を押さえながら激痛で半狂乱になっているアンリ エッタ、彼女を抱きしめているウェールズの姿もあった。 慌てて右手から弾き飛ばされた銃を拾い、風竜を撃とうと構えたヤンだが、既に遅かっ た。風竜は街並みの向こう、トリスタニア上空を飛び去っていた。 中央広場から、群衆は消えた。 冷静さを取り戻した人たちは、アルビオンとゲルマニアが同時に侵攻するという最悪の 事態に震え上がり、各自の家へ走った。今頃、大慌てで荷物をまとめているだろう。 ようやく竜巻を逃れて着陸した首都警護竜騎士連隊は事の推移を聞かされて耳を疑い、 枢機卿と大后へ報告し、指示を仰ぐため城へと飛び去った。魔法衛士隊も同じく城へと飛 んだ。グリフォン隊だけは隊長のワルドがいなくなって多少まごついたが。 建造物に突っ込んだ風竜は死亡していた。建物に頭をぶつけて目を回しているうちに失 血死したようだ。乗っていたジョンストンと竜騎士の所在は不明。瓦礫の下にいるかもし れないし、既に逃げたかも知れない。だが、それを調べる余裕がある人物は、この場には いなかった。 「こ…こんな屈辱、ここまでの侮辱!生まれて初めてですわっ!!」 怒りに震えながら、懐から取り出した本を地面に叩き付ける少女がいた。ベアトリス殿 下だ。 「ルフトパンツゥアーリッター(空中装甲騎士団)!」 赤いドレスの少女が叫ぶと、広場に残っていた竜騎士達が水しぶきを上げながら速やか に整列して敬礼した。 「すぐに家へ戻るわよ!この茶番、急いでお父さまに報告して差し上げませんとね。…楽 しみですわ!惰弱にして無知蒙昧なトリステイン王家を蹂躙してあげますわよ!」 そう叫ぶやベアトリスは竜騎士の後ろに乗り空へと飛び立つ。他の竜騎士達も後に続い た。 広場に残った人間は少ない。 水浸しなままで茫然自失としている公爵夫妻とルイズ。わなわなと震えて膝をつくオー ルド・オスマン。憧れのアンリエッタが目の前でアルビオンに亡命してしまったのを見て 卒倒したギーシュと、父であるグラモン元帥。ぼんやりと佇むタバサとシルフィード。主 の指示を待つしかない、疲れ果てた様子のジェローム以下ヴァリエール家の召使い達。未 だにおたおたと無為に走り回っている大司教と司祭達…。 広場の真ん中には頭から流れる血を拭くヤンとシエスタと、駆け寄ってきたロングビル が立ち尽くしていた。 「はぁ、えらい事になっちまったねぇ」 「ヤンさん、どうしましょう・・・」 シエスタは不安げに尋ねてくる。さっきまで乱射していた彼女の右手のブラスターも、 今は熱を失い冷たくなっている。ヤンの右手の銃は胸にしまわれ、代わりに長剣が持ち替 えられていた。 「んと…さて、どうしようかな」 「おでれーたよなぁ、まったく。こりゃ困ったモンだ」 「困ったねぇ」 デルフリンガーの呟きに上の空で答えつつ、ヤンはキョロキョロと周囲を見渡す。そし て、ファーサード前と噴水横に注目した。 「ちょっと、待っててくれるかな」 ヤンは二人を残し、聖堂へと駆けていった。 ヤンはベアトリスが地面に叩き付けた本を手に取った。 表紙はボロボロで、古びた皮の装丁がなされ、色あせた羊皮紙のページは茶色くくすん でいる。ペラペラとページをめくるが、全ページが白紙だった。 「祈祷書、ね…」 次にヤンが足を向けたのは噴水横。そこには多量の血痕が地面に残っていた。ヤンとシ エスタが銃撃したウェールズとアンリエッタの血だ。 「…僕は陸戦隊員じゃないもんなぁ。ガンダールヴのおかげで、ちゃんと皇太子も姫も殺 さないように当てれたけど、結局逃げられちゃった。 これがローゼンリッターだったら、迷いもせず突入して一瞬であの二人を組み伏せれた んだろうけど、ね」 ヤンに続いて長剣もぼやく。 「そのガンダールヴだけどよ、いつかも言ったとおり、心の震えで力を増すんだ。だけど おめーさんは、いっつも冷静でのんびりしてるだろ?さっきなんか、頭ン中は迷いで一杯 だ」 「言いたい事は分かるよ。感情を理性で抑え、冷静さを保ち、常に論理的に考えながら行 動しているヤツにガンダールヴの力は向いていない、ということだろ?」 「そーゆーこった。おかげでガンダールヴの力がぜーんぜん発動出来てねぇ」 「そうだねぇ。…ま、その辺の恨み節はブリミルに言ってくれるかい?あのバカのせいで 僕がガンダールヴにされたんだから」 「そーだな。別にヤンは何にも悪くネーんだからな。むしろ、よく頑張ったんじゃねーか なぁ」 デルフリンガーにも評価された通り、自分でもあの状況で出来るだけの事はやった、と ヤンは思う。 それでも、と彼は思う。ウェールズを殺すべきだった、と。最善の結果を望み、殺しを 躊躇した結果、失敗した。最悪の事態へと突き進んでしまった。 「ところで、そこに落ちてるのは…もしかして、アレかい?」 長剣の問いかけに、意識は思考から現実へ向けられた。足下の血溜まりへと。 「そのようだね。自由も権利も歴史上タダではなかったんだ。これくらいは払ってもらわ ないとね。 むしろ、自由恋愛のための亡命代、国を売った対価としては安いくらいさ。僕だって命 がけで同盟から逃げたんだ」 相変わらず飄々としたヤンの言葉。だがその冷静さは、地面に転がるものを前にしたセ リフとしては、あまりにも毒を含みすぎていた。 血だまりの中、陽光を反射して光る物体があった。鮮やかな青い石だ。他にも砕け散っ た水晶がついた杖や、血濡れのティアラも散乱している。 始祖の秘宝。それは学院図書館やティファニアの話、それにルイズが王女に会った時に 確認した物など、手に入れた情報と一致する『水のルビー』。ルイズは先日アンリエッタ姫 の右手薬指にはめているのを確認していた。 そう、確かに右手薬指に着いている。それは今も変わらない。 血だまりの中、王女の右手薬指に着けられた水のルビーは、高貴な王族が流したな血飛 沫の斑点で飾られている。 地面には銃撃で千切れ飛んだアンリエッタの右腕、肘から先が落ちていた。 これに先立つ半日ほど前。 高度120リーグ、空を飛ぶ『塔』があった。 その物体は大気圏離脱に使用した『塔』のほとんどを切り離す。切り離された『塔』の 大部分は重力に引かれ、大気圏へ再突入を開始した。 もともと雷で表面が焦げていた『塔』は、大気圏突入によって大気との摩擦でさらに焼 かれた。そして地上に、ウィンプフェン領に墜落し地面と激突、細長い体は幾つにも折れ て砕けた。 用済みになった大気圏離脱用ブースターを切り離し、身軽になった本体は惑星周回軌道 へ入るべく、宇宙空間でさらに加速した。高度を上昇させ、速度は既に第一宇宙速度(秒 速7.9km)へ加速を終了している。 安定した円軌道を描く惑星周回軌道に入った本体は、その上部を覆うカバーを開けた。 中には4つの、一片1m程度の四角い機械が詰め込まれていた。 本体から射出されたそれらは、それぞれに定められた軌道へと自力で移動していく。一 つ、また一つと放たれた機械は惑星を取り囲んだ。正三角形が四つ合わさった正四面体の 頂点を構成したそれらは、姿勢制御も終えた。 センサーを伸ばし、カメラのカバーを開け、観測の任務に就く。 多目的観測衛星の射出という任務を終えた本体は、残存していたエネルギーでさらに加 速。万一にも観測衛星と衝突する事がないよう、第二宇宙速度(秒速11.2km)へと加速し て惑星の重力圏を離脱した。 観測衛星は様々な観測機器を搭載していた。 太陽から到来するX線のような、可視光線含めたガンマ線から電波までのあらゆる電磁 波。陽子に中性子。アップ・クォークにダウン・クォーク。タウ・ニュートリノやミュー オン。さらには重力子のようなゲージ粒子にいたるまで、全てを観測するための機器が積 まれていた。地上観測用の光学カメラもある。科学を知る人間が考えつく全観測機器が、 これでもかと詰め込まれていた。 なお当然ながら、それら観測結果を発信したり、観測者からの指令を受け取ったり、そ れらの通信を中継するための通信機器も有している。 それらは衛星軌道上につくと同時に稼働を開始した。カメラで撮影された大量の映像が データへと変換されて『門』へと飛ぶ。 『門』は鏡のように見える。だが実際には対象物を召喚するゲートだ。そして光や音の ような波の性質を持つエネルギーは、ある程度双方向で往来が可能だということが確認さ れていた。 惑星を周回する先輩である二つの衛星をはじめ、他惑星・太陽・他星系の情報も次々と 送信される。4つの衛星は与えられた機能をフル稼働させ、その任務を遂行していた。 それらの情報の中に、奇妙なノイズが混じった。 当初、それはノイズと思われた。他の情報からは著しく矛盾するデータだったからだ。 ハルケギニアや聖地を撮影した映像からは、そのようなデータが存在するはずが無いから だ。 観測者達はノイズの正体を確かめようと、即座に観測衛星へ新たな指令を送った。ノイ ズ発生源に近い位置を飛行する衛星がカメラを向ける。 その映像には、中世の街並みが映っていた。ただし、観測者が想い描く中世の街並みと は大きく異なった。観測者達は先ず自分の目を疑い、次いで観測機器の故障を疑い、最後 に己の正気を疑った。 中世ヨーロッパでは、少女の持つブラスターで狩られた竜が街中に墜落する事はなかっ たはずだ。 だがコンピューターは何の感情も偏見も加えず、ただデータと分析結果をモニターに表 示した。ノイズの正体はブラスターが生み出した高エネルギーだと。 第24話 破局 END 前ページ次ページゼロな提督
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前ページルイズと夜闇の魔法使い 翌朝、ニューカッスル地下の港は人と物でごった返していた。 降伏勧告の期限まではあと6時間程もあるとはいえ、事実上の最後通告とあっては一刻も早く脱出したいのだろう、二隻の船の前には長蛇の列が出来上がっている。 しかし最後まで王党派と共に逃げ続けてきた民衆だけはあって、混乱や暴動などといった類はほとんどなく整然とした喧騒が港の中に満ちているだけだった。 そんな港の一角で、柊達は新たに自分達の行動に加わる人物――ウェールズを迎えていた。 彼はしばしの間避難民達の様子を眺めた後柊達を振り返り、幾分自嘲気味に口元を歪めて言う。 「あれだけ見栄を張っておきながらこの様では、どうにも格好がつかないな……」 ウェールズのニューカッスル脱出を柊達が聞かされたのは朝になってからである。 侍従のパリーから事情を伝えられた時には驚きもしたが、彼等には彼等なりの事情があっての選択なのだろう、柊達としては断る理由もない。 もっともエリスと――本来ならいるはずのもう一人にとっては事情とは関係なく歓迎すべき事なのだろうが。 「格好がつかないなら、挽回すればいいだけだろ。……『これから』な」 柊がそう言うとウェールズは僅かに顔を俯かせて瞑目し、やがて吹っ切れたように笑みを浮かべて「そうだな」と返した。 そんなウェールズに柊は風のルビーを差し出す。 「これ、返しとくよ。もう姫さんに渡す必要ねえだろ?」 「……いや、それはそのまま君が持っていて欲しい。ただし形見分けではなく、友誼の証として」 「そっか、わかった。……けど、俺指輪なんかつけねえぞ?」 「持っててくれさえすればそれでいいさ」 破顔するウェールズに応えるように柊も笑みを漏らす。 それにつられたのか、隣にいたエリスも嬉しそうに笑みを浮かべた。 そんな彼女を見やったウェールズは心配そうな表情を浮かべて、エリスに尋ねた。 「ところでミス・シホウ、ヴァリエール嬢の姿が見えないようだが」 「あ……それは」 エリスは表情を翳らせて俯く。 なんでもルイズは朝から調子が良くないらしく、今だ部屋で横になっているというのだ。 酷く顔色が悪く、朝食もほとんど口に通さなかったらしい。 ウェールズ王子が城を脱する事になったのを知った時は嬉しそうにしたものの、この場に来ることさえできなかったのだ。 それを聞いたウェールズは眉根を寄せた。 「そこまで思い悩ませてしまったか。ゆっくり休ませてあげたい所だが、それならば無理をしてでもトリステインに戻った方がいい。 ……やがてここは戦場になってしまうからな」 「はい。殿下を見送った後、ルイズさんを迎えに行きますから」 ウェールズはティファニアに会いにいった後現在出港準備中の二隻と合流をする予定になっているので、先んじて城を脱する事にしているのである。 それならばと柊達も同じタイミングで城を出ようと思っていたのだが、ルイズの不調で少しだけ出発を遅らせる事にしたのだ。 「その事についてだが、一つ提案がある」 と、エリスの言葉を受けるようにワルドが口を開いた。 「ヒイラギとミス・シホウは殿下と共に出発したまえ。私が城に残りルイズを看よう」 「え……ワルドさん?」 「……いいのかよ」 ワルドの言葉にエリスは目を丸くし、柊は怪訝そうに眉を潜めた。 彼は軽く頷いて見せた後、柊に目を向けて言葉を続ける。 「幸い私にはグリフォンがあるゆえ、いつでも脱出はできる。彼女が持ち直すか、ぎりぎりまではここで休ませる」 「あの、ワルドさん。そういう事なら私も……」 「いや、君もヒイラギと共にトリステインに戻りたまえ。グリフォンは三人でも乗れないことはないが、行きの時のような事も起こりかねない。 ましてここは戦場で、戦闘間近だからな」 「あっ……」 学院からラ・ローシェルに向かう時に体勢を崩しかけた事を思い出してエリスは思わず息を呑んでしまった。 流石にそれ以上食い下がる事もできず黙り込んでしまうと、ワルドは優しく彼女の肩を叩いた。 そして彼は柊に目を向けて言う。 「どうせ手紙を渡すつもりはないのだろうから、私とルイズが遅れても問題はあるまい?」 「……」 言われて柊は僅かに沈黙を返した。 ワルドを正面から見据え、次いでエリスにちらりと視線を流した後、小さく息を吐いて口を開く。 「わかった。ルイズは任せる」 「言われるまでもない。彼女は私の婚約者なのだからな」 「……そういやそうだったな」 言い含めるような台詞にしかし柊は特に反応は見せずそんな言葉を返した。 ワルドは少し鼻白んだ表情を浮かべたが、気を取り直すようにエリスに向き直る。 「すみません、ルイズさんのこと、お願いします」 ぺこりと頭を下げて言った彼女に僅かに笑みを見せて応えてから、ワルドは改めて動向を見守っていたウェールズを振り向いた。 「そういうわけですので、私はこれで失礼させて頂きます」 「わかった。ミス・ヴァリエールをよろしく頼む」 「無論です。……トリスタニアで再びお会い致しましょう」 「ああ。……また」 互いに軍隊式の敬礼を交わしてから、ワルドは踵を返して城内へと歩き去っていく。 柊はその姿が消えるまでじっと彼を見続けていたが、不意に脇からウェールズを呼ぶ声が届いてそちらに目を向けた。 こちらに歩いてきたのは侍従のパリーだった。 「パリーか。後の事はよろしく頼む」 「承知いたしております。我が身命にかけまして、避難民は一人も損なう事なく城を脱出させ殿下にお預けいたします」 深々と頭を垂れるパリーを見やり、ウェールズは小さく頷いた。 やがて顔を上げた彼を見つめ、ウェールズは表情を歪めた。 悔恨とも苦痛とも言えない様子で口を開きかけ、そして噤む。 そんな仕草を数度繰り返してから、彼はパリーから目を背け、顔を俯かせてから呟いた。 「……すまん、パリー。お前を始めとして多くの臣下や兵達を差し置き、私だけが――」 「お黙りなさい」 ぴしゃりと言葉を遮ったパリーに、ウェールズは思わず目を丸くして彼を見つめた。 パリーは軽く頭を下げると、静かに口を開く。 「ご無礼を。しかしながら、殿下はこれより城を脱する民の命を背負う事になるのですぞ。それを軽んじられるおつもりか」 「いや、そのような事は……」 「ならば謝る必要はありますまい。我等には我等の務めがあり、殿下には殿下の務めができた。ただそれだけの事なのです」 師が弟子を諭すように、あるいは親が子を諭すように語るパリーに、ウェールズは眉根を寄せて沈黙し、そして皮肉気に笑みを零す。 「そう……だな。未練がましいとはこの事か」 「ですな。昨夜何があったかは存じませぬが、在りし日の王も戻ってこられた。ここでの殿下はお役御免という訳です」 「貴様……言いたい放題言ってくれる」 皺だらけの顔を不遜に歪めて笑うパリーに、ウェールズもまた苦笑に満ちた顔で吐き捨てる。 「いいだろう。ならば私は私の務めを果たそう。……だがな、一つだけ訂正しておくぞ」 「……は」 「私が背負うのは城を脱する民の命だけではない。この城に残る者達の命もまた、背負う。 ――私は生き延びるのではない。偉大なる父ジェームズと勇敢なる兵士達の魂によって、生かされるのだ。 お前達によって繋がれたこの命、決して粗末にはしないと誓おう」 言って彼は杖を抜き、掲げる。 パリーはそんなウェールズの姿をしっかりと目に刻みつけた後、深々と頭を垂れた。 「――ご武運を」 「お互いにな。神と始祖の祝福があらんことを」 ウェールズは踵を返して柊達を振り返り、大きく頷いた。 それを見届けて柊はタバサに目を向ける。 ウェールズはマチルダやタバサと共にシルフィードでサウスゴータへ向かい、柊は自らの箒でエリスと共にトリスタニアへと向かう手はずになっている。 「タバサ、すまねえけど頼むな」 柊がシルフィードの傍にいるタバサに言うと、彼女は小さく頷いてシルフィードが代わりといわんばかりにきゅいっと鳴いた。 ※ ※ ※ ウェールズ達を乗せたシルフィードはニューカッスルを脱した後、岸壁に沿って南に進路をとった。 しばしの南下の後、地上に上がりサウスゴータに向けて空を翔ける。 森林地帯を見下ろしながら進む道中、騎乗の三人は全くの無言だった。 元々無口なタバサは勿論、マチルダもフードで顔を隠し表情を一切見せない。 ウェールズは北の空をじっと見続けていた。 大きく迂回しているため戦地であるニューカッスルは地平の向こうであり、城はおろかレコン・キスタの布陣もその空域に浮かぶ艦影すらも見えはしない。 だがそれでもウェールズは空の果てにあるそれらを見つめ続ける。 やがて彼は小さく頭を振ると、嘆息と共にマチルダへ顔を向けた。 「マチルダ。君はこれからどうするんだ?」 「……さあね。とりあえず裏家業は廃止する事にしたけど、就職先は決まってないよ」 これから政変で慌しくなるアルビオンでは素性を隠して全うな職に就くのは難しいだろう。 トリステインはフーケとして巷を騒がせた手前ほとぼりが冷めるまでは動けない。更に言えばレコン・キスタの次の標的になるのも、直近のトリステインだ。 ならば後はガリアかゲルマニア、ロマリアぐらいだが――それならばしがらみが余り必要にならないゲルマニアが良いかもしれない。 実の所ティファニアを養う上で一番手間と費用がかかるのは食い扶持そのものではなく、マチルダがいない間のそれらを賄う『信用できる世話役』なのだ。 幸いにしてそれにうってつけの人間――エルフに一切頓着しないサイトができたのだし、いっそ全員纏めてゲルマニアに移った方が効率がいいような気もする。 そんな事を考えながらマチルダは、知らず口の端を歪めてしまっていた。 本当に、吹っ切れている。 心の裡にあったもやもやとしたものがほとんどなくなっているのを実感した。 「それなら――」 少しの沈黙の後、ウェールズはマチルダに向かって言葉を―― 「お姉様!!」 三人の誰でもない声が響いて思わずマチルダとウェールズは辺りに目を向けた。 ただ一人その声の正体を知るタバサだけが、僅かに眉を潜めて呟いた。 「シルフィード?」 普段禁止していた人語を使ったことは咎めなかった。 それよりも、彼女が唐突に発した切羽詰ったような声色の方が気になった。 ウェールズとマチルダが訝しげな視線をシルフィードに送るのをよそに、当のシルフィードは更に悲鳴のような声を上げる。 「何か来る! ヒイラギじゃない!!」 「……?」 言葉の意図はともかく、尋常でない雰囲気に三人は周囲に視線を巡らせた。 そしてタバサとマチルダがほぼ同時に気付く。 現在シルフィードが飛行する進行方向の遥か彼方。 恐らく実際見た事がなければ気付かないようなかすかなモノ。 空に溶けてたなびく――光の輝線。 「シルフィード、降りて!」 弾けるようにタバサが言うのと同時、ほぼ墜落するような勢いでシルフィードは眼下の森林に向かって滑降した。 枝をへし折りながら地面に降り立ち、マチルダとウェールズはシルフィードの背から降りてその場を離れる。 最後に残ったタバサは、シルフィードの鼻頭を撫でて言った。 「逃げなさい」 「で、でも――」 「早く!」 刺すような声に気圧されるようにシルフィードは翼をはためかせて空へ飛び去った。 それを見届けながらタバサは二人の後を追う。 時間にして数分だろうか、三人の上空を『何か』が鮮やかな輝線と共に通り過ぎた。 ソレは空で弧を描くようにして周囲を旋回し、やがて空で制止する。 「……ゴーレム?」 木の影から天を仰ぐマチルダが、眉を潜めて呻いた。 ソレは例えていうなら、甲冑を着込んだ重装兵だった。 空にいて比較物がないので正確にはわからないが、おそらく人間よりも遥かに大きい。 おまけに城門用の破砕槌と見紛うほど巨大な棒を抱えていた。 背中から両脇に吐き出されて広がる燐光はまるで翼のようで、遠目で見れば鳥のようにも見えたかもしれない。 「――まさか、『凶鳥(フレスヴェルグ)』?」 木の影から天を見上げながらウェールズが呻いた。 正規の航路でアルビオンに渡ってきたマチルダは勿論、タバサも街の情報収集でその名は知っていた。 アルビオンの空域に出没しフネを派閥に関わりなく沈めるという凶賊。 レコン・キスタの新兵器と言う噂もあったが、一方で明確に貴族派を掲げるフネすら沈めている事から単なる凶事だという話も聞いた。 しかし、こうして航路でもない場所に現れ、そしてこの場に留まってウェールズ達のいる森林を睥睨している以上アレがレコン・キスタの手の物だと言うのは間違いなさそうだ。 ともあれ、問題はここからどうするか。 並び立つ木々によって身を隠せてはいるが、完全に視界を遮る程には生茂っていないので移動をすれば気付かれる可能性がある。 相手が空にいる以上こちらから打って出ることもできない。 シルフィードがいたとしても相手をする事はできないだろう。 何故ならシルフィードが示唆したように、アレが背から放つ光は柊の乗っていた箒に酷似している。 さしずめ箒の騎士(Broom-Knight)とでも言うべきなのだろうか、もしアレが箒と同等の機動性を持っているのなら空での戦闘は話にならない。 (――箒?) そこで、タバサがふと気付いた。 マチルダもその事実に思い至ったのか、表情を険しくした。 あの『凶鳥』自体もそうだが、アレが手にしている巨大な棒。 あれも箒だとすると造詣は柊の持っていた『破壊の杖』よりはウェストウッド村で見たヴァルキューレとやらに近い。 そして箒には用途で分類されていて―― 同時に上空の『凶鳥』が動く。 手にした巨大な棒を振るい、大地に向けた。 疑念が確信に変わり、二人はほぼ同時に叫ぶ。 「避けろ!」「避けて!」 向けられた砲口から魔方陣が展開される。 その中心を穿つように火線が疾り、轟音と共に大地が破裂した。 ※ ※ ※ ニューカッスル城の礼拝堂に、一組の男女がいた。 荘厳なステンドグラスとそれを背負って鎮座するブリミル像に見下ろされ、少女は静かに椅子に座っていた。 眠っているのか、瞑目したまま動かない少女に傅く形で男が彼女の手を取り、恭しく口付ける。 そして彼――ワルドは少女を見上げ、酷く優しく声をかけた。 「……本当なら、ウェールズ王子に立ち会って欲しかったのだけどね」 『本来の予定』ではこの場にウェールズ王子もいるはずだったのだが、『下準備』を終えて彼に話を持ちかけようとしたが捕まらなかったのだ。 ようやく捕まえたと思ったら今度は翌朝に城を脱するという話になっていたためこちらの話を切り出す機を失ってしまったのだった。 だが、ワルドにとってそれらは何も問題はなかった。 レコン・キスタにとっては大いに問題があるだろう。 何しろ彼等が求めていた『二つ』の両方ともに達成できないのだから、ワルドが与えられた任務は失敗と言ってもよかった。 しかし、それでも彼には何ら問題はない。 そもそも、手紙があろうがなかろうが王子が生きていようが生きていまいが、いずれ地上の三国に対して戦端を開く事には変わりはないのだ。 レコン・キスタに与えられた任務を達成できていればそのための手間が多少なくなるというだけにすぎない。 ワルドにとって最も重要なのはこの『三つ目』だけなのだ。 始祖が神より与えられたと言う『虚無』。 レコン・キスタの首魁クロムウェルが持つと噂される伝説の系統。 その真偽は定かではないが、少なくとも『こちら』は間違いなく本物なのである。 仮にクロムウェルのそれもまた本物だったとしても、ヴァリエールの名を背負う彼女は格が全く違う。 ならばどちらがブリミルの遺志を継ぎレコン・キスタの意思を掲げるに相応しいかは、論ずるまでもないだろう。 「……間もなく迎えが来る。 些か"よごれて"はいるが、正統なブリミルの意思を戴くキミがいればいずれ下賎な輩は淘汰され、本来の意義に即した崇高な場所へと変わるだろう」 ワルドはゆっくりと立ち上がり、瞑目したままのルイズの頬に軽く手を添えた後優しく髪を梳く。 「僕と共に世界を手に入れよう。キミはブリミルの意思の体現者として世界を統べ、そして聖地へと至るんだ……!」 どこか陶酔した様子で彼は天井を仰ぎ呟いた。 決して大きくはなかったが、静謐な礼拝堂の中にワルドの声が響く。 「……寝言を言うのは寝てるルイズの役目だろ」 その響きに、まさに水を差すかのような声が返ってきた。 「――!」 ワルドが腰の杖に手をかけ振り向くと、入口近くに二人の男女が立っていた。 デルフリンガーを肩に担いだ柊と、その背に守られるようにして彼を見つめるエリスだった。 「……何してんだよ。それがお前の看病の仕方なのか?」 柊の台詞にワルドは僅かに沈黙を保ち、やがて鼻を鳴らして杖を引き抜いた。 「疑われるような動きはしなかったし、疑われるほど接触はなかったはずだがな」 言いながらワルドはちらりとエリスを見た。 柊は表情を険しくしてワルドを睨みつけているが、その一方でエリスは驚きと困惑に満ちた表情を浮かべている。 つまりエリスが疑念を抱いていたという事はないはずだ。 そして柊とはほとんど接触しておらず、その時の態度もあくまで貴族然としたものであったはずだ。 すると柊はふんと鼻を鳴らしてワルドに吐き捨てた。 「お前が姫さんから全然事情を聞いてねえって時点で怪しすぎるだろ」 「……何?」 柊の言葉にワルドは思わず眉を潜めた。 エリスもワルドと同じような表情を浮かべて柊を見たが、彼はワルドから目を話さないまま口を開いた。 「俺がいる以上姫さんは護衛なんか頼まねえよ」 「……随分自信過剰だな」 「俺自身はそうでもないが、やたら持ち上げてくれやがった奴がいてな。ソイツが推薦した以上姫さんが俺の力量を疑うことはねえ」 何しろフール=ムール――国家レベルで盟約を交わす相手がある事ない事吹き込んでくれたのだ、アンリエッタの性格からして疑う余地はない。 実際彼女は柊が平民である事も一切気にしなかったし、その力量を疑う事もなく諸事に渡って一切の裁量を柊に任せていた。 それはそれでやりやすかったので複雑な所である。 「……そもそも、今回の件でルイズは全然関係ねえし。姫さんが話を持ちかけたのは俺で、任されたのも俺。 ルイズは勝手についてきただけだ。そのルイズに更に護衛をつけるとかないだろ」 フール=ムールがアンリエッタに推薦したのはあくまで柊であり、ルイズはたまたま柊が世話になっていただけにすぎない。 もしも柊が一人でトリスタニアなどに住んでいたとしたら、本当にルイズは一切この件に関与はしていなかったのだ。 「馬鹿を言え。箱庭暮らしの姫君が何故貴様のような平民に――」 「姫さんからちゃんと事情を聞いてたらわかるはずだぜ?」 柊に言葉を遮られ、そしてワルドはそれ以上何もいう事ができなかった。 僅かに歯を噛んで柊を睨みつけ、ややあってどこか力が抜けたように溜息を吐き出す。 「……意味がわからんな」 それをワルドの落ち度と言うのは些か酷な判断と言うべきかも知れない。 何故なら今回の経緯はハルケギニアの常識ではまず有り得ない事なのだ。 皮肉にも常識的な想定で事を起こしたが故に破綻してしまったのである。 「で、何のつもりだ?」 柊がワルドに重ねて問う。 ワルドが嘘をついている、というのは最初からわかっていたが、それだけで彼の意図や行動を判断することはできない。 確証は何一つなく、本当にアンリエッタから指示を得た可能性もゼロではないのだ。 ルイズやエリスも彼を信用しているようだったので提案を受け入れたのだが……結果的に裏目に出てしまった。 ワルドは口角を吊り上げ、嘲るように鼻で笑うと告げた。 「彼女を相応しい場所へと導くのだ。その持つ力に相応しい場所に。その力を振るうに相応しい座にな。彼女もそう望んでいる」 「そういう台詞は――ルイズに言わせるんだな!」 言うと同時に柊が地を蹴った。 デルフリンガーを構え滑るようにワルドへと疾走するが、両者の距離は一足で詰められるものではない。 柊の動きを見て取ってワルドがルイズに手を伸ばす。 同時に、疾走の最中柊がデルフリンガーで空を斬った。 放たれた《衝撃波》が床を抉りながらワルドへと殺到する。 彼は咄嗟に《エア・シールド》を展開し――後方に飛び退った。 固められた空気の壁が耳を裂く破裂音と共に弾け飛び、なお勢いを減ずる事なく衝撃波がワルドへと叩きつけられた。 「ぐっ……!」 ワルドの表情が歪む。 最初のエア・シールドが破られた直後、再び同じ魔法で壁を作ったと言うのにそれすらも打ち砕かれたのだ。 大きく吹き飛ばされたワルドはたたらを踏んで体勢を整え、柊を睨みつける。 立ち塞がるようにワルドに剣を向ける柊の背後で、今だ意識を取り戻さないルイズにエリスが駆け寄っていた。 「ルイズさん!」 エリスがルイズの肩を揺らすと、彼女の眉が僅かに動き……やがてうっすらを目を開いた。 それを横目で窺いつつ、柊は再びワルドに目を向けた。 こちらを睨むワルドの眼光は鋭かったが、しかし何をするでもなくただじっとこちらの様子を窺っている。 僅かな違和感を覚えて柊は眉を寄せたが――異変は彼の背後から起きた。 「きゃあっ!?」 「!?」 エリスの悲鳴に思わず柊がそちらに目を向けた。 意識を取り戻したルイズが、エリスともみ合っているのだ。 「離して!」 「ル、ルイズさん……!?」 怒りも露にエリスの手を振りほどこうとするルイズと、それを引きとめようとするエリス。 明らかに様子がおかしい。 「おいルイズ、お前――っ!」 思わず制止しようとした柊だったが、それは叶わなかった。 間隙を突いて風のように距離を詰めたワルドが手にしたレイピア状の杖を振るい、柊は反射的にそれをデルフリンガーで受け止める。 拮抗した両者の視線が交錯し、そして柊はワルドの口元が僅かに動いていることに気付く。 「ちっ……!」 思わず舌打ちして柊は片の手でエリスの服の襟首を掴んだ。 同時に身体に強烈な衝撃が叩きつけられ、柊が吹き飛んだ。 引き摺られる形でエリスも吹き飛び、ルイズを掴んでいた手が引き剥がされる。 その衝撃で体勢が崩れたルイズの懐から、何かが転がり落ちた。 「悪ぃ、エリス」 「いえ……けふっ」 体勢を整えながら柊が言うと、エリスは苦しそうに咳き込みながら呻いた。 エリスには申し訳ないが、ワルドの直近に彼女が取り残されたまま柊だけが吹き飛ばされるという事態は避けられたようだ。 問題は……意識を取り戻しているにも関わらず、ワルドに守られるように佇むルイズの方だ。 「ルイズ、お前……?」 「彼女に言わせろ、と言ったな?」 怪訝そうに呟く柊の声に被せるように、ワルドが不敵な表情でそう漏らす。 彼が視線を送ると、ルイズは僅かに頬を赤らめて微笑を浮かべ、そして柊達を見やって言った。 「わたしは彼と一緒に行くわ。ワルドはわたしを認めてくれた……わたしを総てから守ってくれると言ってくれてるの」 「……」 その言葉に柊は表情を険しくする。 ワルドは彼女の宣言を受け止めると満足そうに口の端を歪め、柊に向かって言い放つ。 「そういう事だ。お前の要求通り、彼女自身の――」 「洗脳か」 今度はワルドの台詞にかぶせる形で、柊が一刀両断した。 表情を凍らせ絶句するワルドに委細構わず、柊は誰かに問いかける。 「できるか、デルフ?」 『できるな。《制約(ギアス)》っていう水のスクウェアスペルだ。『条件付け』じゃなくて『洗脳』までいくと水の秘薬やら相当手間が要るはずだが……ってか反応早ぇな、相棒』 「あのテの態度は何度か見た事ある」 『そっすか。もう驚くのも面倒くせえ』 嘆息交じりに漏らしたデルフリンガーには一瞥もくれず、柊は改めて剣を構え切っ先をワルドに向けた。 視線の先のメイジはもはや殺気を隠そうともせずに柊を睨みすえ、同じように杖を柊に向ける。 「どうやら、思った以上に危険な男だったようだ」 メイジならばともかくとして、平民や傭兵が即座に《制約》に思い至るなどまずありえない。 素性は全く知れないが、その性情から言っても捨て置いて害はあっても益はない。 ワルドはそう結論して杖を振るった。 同時に彼の前方が僅かに霞がかり、その内から弾けるように紫電が漏れた。 「――!」 放たれた《ライトニングクラウド》を見るや否や柊は動いた。 脇で蹲ったままのエリスを片腕で抱きとめると、後方に地を蹴りながらデルフリンガーで放たれた雷撃を受け止める。 《護法剣》と《ライトニングクラウド》の衝突が周囲に激しい雷光を飛び散らせ、柊は僅かに苦痛に眉を寄せた。 以前同じ魔法を使ったギトーとはレベルが違う。相殺しきれなかった。 だが、ダメージはともかくとして、問題はワルドがそれを柊にではなくエリスに向かって使った事だ。 「エリス、下がってろ!」 おそらくこのままではワルドは自分が庇うのを見越してエリスに攻撃を仕掛けてくるだろう。 そう判断して柊は言ったが、エリスは何故か呆然としたまま何かをじっと見つめていた。 柊はワルドから注意は逸らさないまま彼女の視線を追う。 エリスが見つめていたのはワルドでもルイズでもなく、その傍の床に転がったオルゴールだった。 「……?」 つい先程まであんなものはなかった。 エリスも多分持ってはいなかっただろうし、ルイズが持っていたものなのだろうか。 古ぼけたオルゴールは蓋が開いていたが、壊れているのか何の音も奏でてはいない。 「そのオルゴールが気になるか?」 と、不意にワルドが声を漏らし柊は訝しげに意識をワルドに戻す。 彼はどこか楽しそうに口の端を歪めると、ちらりとルイズに眼を向けた。 「いいだろう。従者であったよしみだ、彼女自身の手で決別させてやるとしようか」 「……何言ってやがる?」 言葉の意図が読み取れずに柊がそう返すと、ワルドは更に口角を吊り上げてルイズを見つめると、彼女は虚ろに笑みを浮かべて瞑目した。 そしてワルドが宣告するように、言った。 「――ルイズは手に入れたのだよ、自らの力を!」 呼応するようにルイズが両の眼を見開き、鳶色の右眼と『銀色』の左眼で眼前の二人を射抜く。 瞬間、堂内のすべての空気が固形化したような圧力が叩きつけられた。 「っ!」 身体と意識の両方を吹き飛ばすような圧力に柊は思わず歯を噛んで身構える。 ルイズが特に何かをしているという訳ではない。 ただそこに『在る』だけで周囲のモノをひれ伏せさせるようなプレッシャー。 これほどの威圧感を放つ相手は幾柱もの魔王と対峙してきた柊でもほとんど経験した事がない。 それこそ裏界でも頂点に近しいベール=ゼファーや―― (……銀の眼?) そこで柊は奇妙な既視感を覚えた。 ルイズとは造詣が全く違うので印象は異なるが、この威圧感と射殺すような銀眼はまるでかつて闘った『あの魔王』を思い起こさせる。 「素晴らしい! これが『虚無』か!」 柊の思考を遮るように感極まったワルドの叫びが響いた。 彼は陶酔した表情でルイズを見つめたまま、更に言葉を続ける。 「さあルイズ、もっと君の力を僕に見せてくれ! 世界を統べ聖地に至る力を!」 当のルイズは返答はおろか表情さえも変わらない。 ただ、立ち尽くす彼女を覆うように『金色』の光が溢れ、そして堂内を満たす圧力だけが更に重さを増す。 「おいデルフ! ワルドを倒せば《制約》ってのは解けるのか!?」 『解けねえ。精神に沁み込んだ呪を水メイジ辺りが洗い流すか、揮発するまで待つだけだ。禁呪と呼ばれる所以さ』 つまり現状ルイズを止める術はないという事だ。 柊は舌打ちしてデルフリンガーを構えた。 ほぼ同時にワルドがルイズを守るように一歩踏み出し、獰猛な笑みを浮かべて杖を構えた。 ともかく、ワルドを排除してルイズもどうにか無力化するしかない。 「エリ――」 「……大丈夫、です」 柊が改めてエリスを下がらせようと声をかけると、それを遮るようにエリスが声を漏らした。 普段の調子とは違う、心なし低い彼女の声に少し違和感を覚えるが、眼を向ける余裕はない。 「よし、じゃあここからなるべく離れてろ。ルイズは俺がどうにかする」 「……いえ、大丈夫です」 「……?」 やはりいつもと違うエリスの態度に柊は思わず彼女に眼を向けた。 僅かに顔を俯け、頭痛を堪えるように顔を手で覆い表情が見えない。 「エリス?」 「――大体"覚え"ました」 柊の問いに答える代わりに、エリスは顔を上げた。 露になった顔には決意の表情。そしてはっきりと眼前の二人を見据える翠の右眼と――『蒼の左眼』。 堂内の重圧を吹き払うような烈風が迸った。 「なん……っ!?」 愕然として柊は呻く。 その彼女の姿を忘れようはずもない。それはかつて『宝玉の継承者』として力を宿していた頃のエリスの姿だったからだ。 強いて違う部分を上げるとすれば、今の彼女にはその持つ遺産たるアイン・ソフ・オウルがない代わりに、彼女の胸元で使い魔のルーンが輝いている事だ。 「使い魔風情が主の真似事だと!?」 激昂したワルドの怒声が響く。 虚無の使い魔、リーヴスラシル。 同じ虚無の使い魔であるガンダールヴにはあらゆる武器を使いこなす能力が備わっているとサイトやデルフリンガーから聞いている。 であれば、コレがリーヴスラシルの能力なのだろうか。 立て続けに事態が急変して理解が追いつかない。 ただ、あれこれと詮索したりする時間などないのは確かだ。 それを後押しするように、エリスが力強く言った。 「ルイズさんは、私がなんとかします!」 力の復活と変容は気になるが少なくとも『このエリス』は『志宝エリス』のままだ。 ならば信頼するに寸毫の迷いもない。 ルイズの事を完全に思考から切り離し、柊はワルドだけを見据えてデルフリンガーを握り締める。 怒りに身を震わせたワルドは大仰にマントを払うと、柊を睨みつけたまま叫んだ。 「謳え、ルイズ!」 「頼んだ、エリス!」 ほぼ同時に発した二人の青年の声に、二人の少女は同時に応えた。 虚無の咆哮が吹き荒れる礼拝堂の中、合わせ鏡のように少女達が詩を紡ぐ。 賛美歌のように響き渡る歌声の中で、激しい剣戟が轟いた。 前ページルイズと夜闇の魔法使い
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銀河戦記譚 GUNDAMO GALILEO ~The endless story of war in the Galaxy~ 「地球は人類にとってゆりかごだ。だが、ゆりかごで一生を過ごす者はいない。」byツィオルコフスキー 小説 第一章「潜入」 第二章「開戦」 第三章「宇宙」 第四章「出逢い」 第五章「砂漠に咲く星」 第六章「恐怖の鼓動」 第七章「真実の告白」? 第八章「衝突」? 第九章「予兆」? 第十章「裏切り」? 第十一章「光と闇」? 第十二章「ふたりの月」? 第十三章「背中」? 第十四章「崩壊」? 導入 『月、火星、そして地球。この宇宙の小さな星々の戦いの物語が今語られる。』 時は銀河世紀、人類はその繁栄の域を遠く火星にまで伸ばしていた。テラフォーミングされた火星には大洋が存在し、全人類の半数は地球外に生活の場を移していた。 だが全ての人々の思いが常に地球に寄せられているのもまた、事実だった。進んだ技術力でいかに地球を遠く離れようとも、人の心は地球の重力を振り切ることはできないのだった…。 そんな流れを断ち切るかのごとく、G.P.157,9月13日、アルテミス火星独立統括国は、地球圏からの独立を宣言した。世界が大きな転機にたたされ、戸惑うさなか、火星“アルバ・クレーター”にて事件が起こった。 世界観 地球統一連合国家? ルーン月面共和国? アルテミス火星独立統括国? G.P.年表 キャラクター 地球 ユウスケ・アヤゾノ ケイゴ・L・レガード ミナ・デル・フィオーレ フラウド シゲポ・シード セイト・セイント 大黒 空蝉? コウ・ジ・フジタ? イーテ・ヤタケ ホーリー? セト セトツー? タカ・ダ・マッサール 火星 マッシュ イナモリ? タツヤ? ミヤシタ? イズミ・オーツ シーゲル・スパ? コユキ・タイヘイジ 月 シンイチ・ハマデラ? ハミダ・ヴィルティア ロミオ・クロムウェル ワン・コタン? ニャン・コタン? Dr.西川? 機体 地球機体 プロメテウス ハイペリオン レア ディオネ アルビオリクス アマルテア(複座) タイタン カッシーニ? テレスト 火星機体 ガニメデ? エウロパ? カリスト? リシテア イオ? カリュケ テーベ アマルテア アドラステア 月機体 デスピナ? ガラテア? ネレイド 用語集 ガンダモ ルーン ディアナ アルテミス マフティ タルシス遺跡 モビルスーツ モビルクラフト モビルアーマー ファンネル ビーム兵器? ブラックホール兵器? 斥力シールド? ブラックホールシールド? ルナチウム モリゲルリン 核融合 ブラックホール 小型縮退ブラックホール? ブラックホールセオリー ホワイトホールセオリー? G.P. 情報 推奨BGM OPテーマ…Colony/少年カミカゼ EDテーマ…Here Comes The Sun/The Beatles リンク 銀河戦記譚ガンダモガリレオBBS 銀河戦記譚ガンダモガリレオ公式
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「悪魔くん」の松下一郎(基本は貸本版での死後で、千年王国版も混じっているかも) これまでの「悪魔くん」のあらすじ 「悪魔くん」こと一万年に一人出現するメシア・松下一郎は、 太平洋電気の社長の一人息子であり、 奇形的な天才的頭脳のため、小学校を二年で退学した。 そして奥軽井沢の広大な別荘に篭って「悪魔召喚の術」を研究していた。 彼は古の魔法を用いて、「十二使徒」となる者たちを集め、 かのファウスト博士の助力を得て、ついに悪魔を召喚することに成功した! 彼はアメリカの石油王サタンをはじめ、様々な敵(国家権力も)と戦いながら、 貧乏も、退屈も、戦争も、国境もない幸福な世界「千年王国」を地上に築くため、 「世界をひとつにする征服活動」に励んでいた。 だが、イスカリオテのユダのような味方の裏切りによって、 「悪魔くん」は銃弾に斃れた。 しかしその遺体はひそかに埋葬されて、予言された復活の時を待っているのだ……! 第一部 『使い魔くん千年王国』 第一章 召喚 『使い魔くん千年王国』 第二章 復活 『使い魔くん千年王国』 第三章 異世界 『使い魔くん千年王国』 第四章 契約 『使い魔くん千年王国』 第五章 朝の風景 『使い魔くん千年王国』 第六章 格差社会 『使い魔くん千年王国』 第七章 授業 『使い魔くん千年王国』 第八章 色男 『使い魔くん千年王国』 第九章 決闘(前編) 『使い魔くん千年王国』 第十章 決闘(後編) 『使い魔くん千年王国』 幕間・『蛙男』の夢 『使い魔くん千年王国』 第十一章 メシア 『使い魔くん千年王国』 第十二章 買物 『使い魔くん千年王国』 第十三章 怪盗フーケ(前編) 『使い魔くん千年王国』 第十四章 怪盗フーケ(中編) 『使い魔くん千年王国』 第十五章 怪盗フーケ(後編) 『使い魔くん千年王国』 第十六章 『東方』の博士 『使い魔くん千年王国』 第十七章 王女行幸 『使い魔くん千年王国』 第十八章 『友』の依頼 『使い魔くん千年王国』 第十九章 ワルド子爵 『使い魔くん千年王国』 第二十章 アルビオン 『使い魔くん千年王国』 第二十一章 魔眼 『使い魔くん千年王国』 幕間2・『悪魔』 『使い魔くん千年王国』 第二十二章 日常非日常 『使い魔くん千年王国』 第二十三章 二つの銅像 『使い魔くん千年王国』 第二十四章 開戦 『使い魔くん千年王国』 第二十五章 地獄の門 『使い魔くん千年王国』 第二十六章 審判の日 『使い魔くん千年王国』 第二十七章 悪魔くん 第二部 新約・使い魔くん千年王国 プロローグ クロムウェルの時代に 新約・使い魔くん千年王国 第一章 世界図説 『使い魔くん千年王国』 原作の説明
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クロムハウンズ - CHROMEHOUNDS CHROMEHOUNDS -クロムハウンズ- Xbox 360 プラチナコレクション メーカー:セガ 発売日 2006/6/29 公式サイト CHROME HOUNDS wiki 実績解除 テンプレ ネットゲーム板より 小規模国家が乱立する戦乱の中、砲弾が飛び交う戦場で 戦果をあげてゆく次世代AVCに武装した兵士達を人々は、 “鋼鉄の犬”「クロムハウンズ」と呼んだ。 そして、2006年6月ネーロイムス戦争、勃発する。 プレイ人数:最大12人 メーカー:セガ/フロム・ソフトウェア 次スレは 950。駄目な場合は宣言してから立てる事。 【公式】 http //chromehounds.com/main.html 【まとめサイト】 http //hounds.s221.xrea.com/pukiwiki/pukiwiki.php 【CHROMEHOUNDS連絡所】 http //chromehounds.srv7.biz/ 【攻略・情報】 http //www.moonlightsword.com/extra/chrome_hounds ▼前スレ▼(Part15より家ゲ本スレがネトゲスレに統合) 【XboxLive】クロムハウンズPart18【総合スレ】 http //game13.2ch.net/test/read.cgi/netgame/1195905664/ ◇ネタスレ CHROMEHOUNDS2 クロムハウンズ2への要望書 1 http //game11.2ch.net/test/read.cgi/famicom/1164453987/ XboxLiveへの接続が調子悪い時は、他のXbox関連スレや メンテ情報を確認後、 2を参照の事(※要スキル) ★重要★ 巻き添え切断問題の回避する為に、ルータ経由で接続していて XBOX360の「NAT」が 「オープン」になっていない(ストリクトorモデレイト)人は、以下の対処をする事を強く推奨します。 [UPnP] まずこれを確認。ルータがUPnPに対応しているなら、ONにするだけでオープンになるはず。 ただし、ルータの品質によっては改善しない場合があり、その場合は下記の対処をすること。 [DMZ] ルータの設定画面にDMZの設定欄があれば、XBOX360のIPアドレスを入力するか、 ルータによってはDMZ専用ポートがあるのでそこにXBOX360を繋ぐ。 [NAT] 仮に「TCP 3074」をNATに設定する場合、ルータのNAT設定画面で、IPアドレスに XBOX360のIPアドレス、プロトコルに TCP、変換ポートに 3074 を設定する。 ルータによって各項目の呼び方が違うので適当に読み替えること。 ※各製品の説明書やサポート情報参考のこと XBOXLive使用ポート UDP 88 UDP 3074 TCP 3074 XBOX360の「NAT」についてはMS公式ページを参照 http //www.xbox.com/ja-JP/support/connecttolive/diagnosing.htm
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小児児童性愛・誘拐虐待・取引・売買・臓器売買 / ジェフリー・エプスタイン(*1) + ニュースサーチ〔アドレノクロム〕 トム・サイズモアさんの遺作、VODで公開へ 映画ニュース - 映画.com 『アドレノクロム』作品情報 | cinemacafe.net - シネマカフェ アドレノクロム (2018):映画短評|シネマトゥデイ - シネマトゥデイ アドレノクロム | あらすじ・内容・スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー - 映画ナタリー キャッチコピーと予告編で観たくなる最新映画ランキング2022年7月号 - トーキョー女子映画部 上島竜兵さん急死で「1番闇の闇はこの掌返しの大衆だ」 メンタリストDaiGoが一喝 - J-CASTニュース 人間の内臓からドラッグを製造する連続猟奇殺人軍団描く「アドレノクロム」7月29日公開 映画ニュース - 映画.com 陰謀論を唱える「Qアノン」の支持者たち、その知られざる実態 - WIRED.jp 「芸能人の自殺が増えた」本当の理由 日本は若者の自殺がとんでもなく多い国だった(1/2) - JBpress 幼児虐待若返りドラッグ「アドレノクロム」の裏に胎児臓器不正売買組織か? 陰謀論の真実を探る! | TOCANA - TOCANA ついにトルコ放送局が陰謀物質「アドレノクロム」を大々的に報道! 常用セレブも暴露、“幼児虐待成分”と“若返り効果”の真偽は!? | TOCANA - TOCANA アドレノクロム、ディープステート、オウム洗脳、N国・立花とホリエモンの仲… ヤバすぎる“地下イベント”が開催される! | TOCANA - TOCANA 安倍首相が電話会談で沈黙した「トランプ大統領の要求」 - Forbes JAPAN ナイジェリアの「拷問の家」から500人を救出、被害者が虐待語る - BBC.com 1日3回オーガズムを求めた米大富豪の「性的恐怖の館」に出入りしていた英王子 米裁判所に呼ばれる恐れも(木村正人 ... - Yahoo!ニュース 大統領選挙の最新ニュース記事 まとめ|TOCANA - TOCANA 子供の最新ニュース記事 まとめ|TOCANA - TOCANA ホラーの最新ニュース記事 まとめ|TOCANA - TOCANA トルコの最新ニュース記事 まとめ|TOCANA - TOCANA セレブの最新ニュース記事 まとめ|TOCANA - TOCANA 『プライベート・ライアン』俳優、薬物所持で逮捕|シネマトゥデイ - シネマトゥデイ イルミナティ構成員であることが発覚した有名セレブ9人! ロバート・ダウニー・Jr、元大統領、王族.… “決定的証拠”も! | TOCANA - TOCANA ファウンド | スタッフ・キャスト・作品情報 - 映画ナタリー - 映画ナタリー マネージャー拒絶の暴力&薬物乱用…解雇の俳優、3件の罪で起訴|シネマトゥデイ - シネマトゥデイ クリントン米元大統領との不倫 エリザベス・ハーレイが完全否定|シネマトゥデイ - シネマトゥデイ 「エクスペンダブルズ3」悪役、トム・サイズモアが交渉中 映画ニュース - 映画.com ● アドレノクロム〔ノイズレスサーチ〕 ● アドレノクロム〔blog Google検索〕 ● アドレノクロム〔Bing検索〕 ● アドレノクロム〔youtube検索〕 ● アドレノクロム〔twitter検索〕 ●※ D,L-アドレノクロム 「富士フィルム 和光純薬㈱」保存 ● アドレノクロム〔Wikipedia〕 アドレノクロムは、アドレナリン(エピネフリン)の酸化によって生成される分子式C9H9NO3の化合物。誘導体のカルバゾクロムは止血薬として用いられる。なお化学名は類似しているがクロムとは無関係である。 漫画のトリコを読んでて貴族の事を少しでも伝えようとしてくれてるのかなと思ってたけど作中の準ラスボスの描写はこれだったのかなあ、ワンピースは更に貴族の存在に踏み込んでるし命懸けで知らせようとしてくれてるのか。皆様欧州貴族、ローマ貴族について調べましょう、本当の敵はこいつらです。 https //t.co/OJf3sI7FlG — 通りすがり (@gameacount8) September 6, 2023 アドレノグラム ペドグラム pic.twitter.com/FbwJEjzPmA — カオナシ2023 (@kaonashi2023) June 8, 2023 マナカ@IhnLRVON2TwrY25 返信先 @EriQAJFさん セリーヌ・ディオン 54 歳ですが、アドレノクロムの供給が絶たれたため 85 歳のように見えます。 体が壊れ始め、アドレノクロムなしでしわやたるみを引き起こします. pic.twitter.com/b2qRhhr6DJ — tetuwan atom (@TetuwanA) March 24, 2023 トルコはアドレレナクロムについては、女優の話(1瓶20万ぐらいで購入し、みんな若返りに使っているとスタジオ発言)を放送したし、 アドについてはいちばんの情報開示国❗️ https //t.co/6fsiJsXMZt — 道下弘子 (@animaboss) January 29, 2023 <メディアが一番隠したい事はコレです>② 何故なら各国首脳・エスタブリッシュメント・各界有名人がからんでいるからです。#ペドフィリア #pedophilia #アドレナクロム #Adrenochrome #児童誘拐 #kidnap pic.twitter.com/QeTjRuTpsr — S ITO (@itoshoji3) July 16, 2022 #QNN 1リットルのアドレノクロムが22億ドルで売れる。 1リットルのアドレノクロムの原料は、100人以上の子どもたちだ。https //t.co/2kIiLLZCHw pic.twitter.com/b6x7oeW3cW — QNN_TokyoJapan⭐⭐⭐ (@ThisIsQNN) January 20, 2022 ※ 上記スレッド #QNN ジム・カヴィーゼル アドレノクロムについて語る1https //t.co/3vKiyHECJS pic.twitter.com/jZZYYsAMJX — QNN_TokyoJapan⭐⭐⭐ (@ThisIsQNN) January 21, 2022 #QNN ジム・カヴィーゼル アドレノクロムについて語る2https //t.co/3vKiyHECJS pic.twitter.com/JmTT8XflEb — QNN_TokyoJapan⭐⭐⭐ (@ThisIsQNN) January 21, 2022 ■ 【アドレナクロム】カナダの先住民寄宿学校跡で215人の子供の遺体が見つかり、ヘンリー王子とメーガン妃が移住する 「弁財天(2021年6月1日 午後 05 14 JST)」より / 2017年のG7から4年が経過、日本側の日加文化交流委員会とバンクーバーとハゲイと笹川の体制が明確になった… 詳細は書けないが笹川だな。統一教会とハゲイの九頭竜の取引先もわかったよーなw 喰うために殺される子供と預言者だから殺される者と犠牲者にもグレードがある… (※mono....以下略) Adrenochrome Forever Victims Of The Globalist Cabal (Must See Video) | New World Order これはエグいw 😤 https //t.co/NYkXsZx0va — 世界銀行300人委員会(もうすぐ崩壊) (@someone5963) May 6, 2021 【閲覧注意】 被害者の名簿と加害者(「使い切った」子供の名前と生年月日を含む内部生産記録) 株式会社サイム 株式会社サイム ハイン眼科センター オイスポスタルレポートだとよ・・・https //t.co/2CJ5iLGcRr — 358ちゃん 🥶 (@max358japan) February 3, 2021 アメリカの軍事地下基地の完全なリストhttps //t.co/EMwN5ewLGs — 358ちゃん 🥶 (@max358japan) February 3, 2021 ひどいね クオリティーまで書いてある — かとし (@jazzvibes00889) February 3, 2021 ■ Adrenochrome Harvesting | Data Dump | Part 1 2020/10/16に公開済み CJack60 ※保存済み ■ Adrenochrome Harvesting | Data Dump | Part 2 •2020/10/16に公開済み ※保存済み ーーーーー 英語できる人絶対みてください。アドレクロム搾取会社の実態です。えげつなすぎて、またすごい組織だっていて、恐ろしいです。続くhttps //t.co/QdFvEMKhSQ — 在米邦人 (@MakerunaZaibei) January 29, 2021 ※ スレッドURL🔽 https //twitter.com/MakerunaZaibei/status/1354998943399112709 単純な構造で全合成可能。試薬で売られているのに、わざわざ人から抽出する必要は無いです。 pic.twitter.com/qibVhFQYwn — Runx3DNA (@Runx3Dna) January 29, 2021 添付されているWikipediaのアドレノクロム陰謀論の所は、1/25に編集されているようですね。Wikipediaは誰でも編集が出来るから信憑性なし。 pic.twitter.com/ZQG051niDQ — 🇺🇸Ki12in13eer🇯🇵 (@ki12in13eer) January 30, 2021 1939年の超能力実験でもアドレノクロムは分泌されたと明記は当然ですね、これはフィブリンと同じ止血作用のある物質で事故や傷をつけさせられる、大量出血などをすれば普通に出ます、医学系の話と軍事研究の話も情報精査しないといけませんでしまたが心理実験なら、そこの点には目を瞑るとしましょう。 — 飛瀬川凶三郎(ひせかわまがざぶろう)@カクヨム (@hisekawa) January 25, 2021 小池百合子、小児殺人製剤【アドレノクロム】副作用で目の周りにも異変!化粧で消しきれないアザの痕跡!緑の狸の様に見える!いま表に出ているのはゴム人間・影武者!トランプに大量逮捕されて刑務所か - みんなが知るべき情報gooブログ https //t.co/s0KBmU4qhH — 世界銀行300人委員会(もうすぐ崩壊) (@someone5963) January 26, 2021 おさらい 武漢で爆発したあの研究所で製造していたアドレノクロムに新型コロナウィルスが入っていた 世界のセレブに感染が多い理由 ネアンデルタール人のDNAにコロナは反応 純日本人はそれがないからかからない 政府は在庫のアビガンを… 改良型はどうか不明 各施設5G📡設置、免疫力低下でクラスター — 音楽は世界を救う🐑🎼ルシオ🔯ペガサス@地球共和国🌏💕炎柱🔥 (@PEGASUSTOT) January 22, 2021 D,L-アドレノクロム 2020/03/29の在庫 2.5gが販売終了 そして、2020/06/04の在庫 1gも販売終了 人気商品のようですが、なんで販売終了しちゃうんですかね? #アドレノクロム #富士フィルム pic.twitter.com/wk7zmQygDl — 桑野一哉 (@kuwanokazuya) June 4, 2020 3/3 Are the missing children adrenochrome? pic.twitter.com/lykeOdGwux — お賽銭マン (@OSAISENMAN) January 4, 2021 ■ アドレノクロムを各国TVが報道 2020/07/12 岡本貴晶【タカ太郎】 アドレノクロムを日本のFMラジオが報道 https //www.youtube.com/watch?v=Exsh-xCFPLs ■ スキャンダル‼︎。日本の政府と警察は日本の子供達をシオニスト・マフイアから守らないで、毎年1万4千人の子供誘拐を日本人に隠蔽してきた! - 毎年、誘拐された1万4千人の日本の子供達は、拷問、強姦の後、生きて脳からアドレノクロムを抽出され、苦しんだ後殺された‼︎ 「3月28日2020年」より / まもなく、世界中で政治家、映画スターなどの著名人、国際大企業の社長などのエリートが大量逮捕の対象となると言う情報がネットニュースに出てきています。何故、これらの有名な人々が逮捕されるのかの第一理由は、「国際児童人身売買と子供殺害」に関与している、と噂されています。 これらの子供誘拐に関する情報はますます気狂い染みて、通常の人間には信じがたい、むしろ耐え難い恐ろしすぎる真実が浮上してきています。これらの子供誘拐の理由は、恐ろしい身の毛もよだつ状況で、拷問、強姦、そしてまだ、生きている子供の脳からアドレノクロムを抽出し、著名人が若返りのために、巨額の金をそのために支払い飲む、と言うことです。カザフスタン・マフイア・シオニストは世界中の子供誘拐、虐殺、ホロコーストで巨額の金を稼ぐためにどんな卑劣なことでもしたと言うことのようです。これらが日本に巣食っていると言うことです。 今まで、日本では、子供の失踪事件、未解決事件が、時々テレビや新聞で騒がれているだけでしたが、それ以上に、子供達の誘拐は、実際には驚愕するほど数が多く、今まで、政府、警察から日本人に巧妙に隠されてきたと言う事実が暴露されそうです。これに関しては、日本人は全く知らされていなかった。日本の子供達は当局に守られていなかった。 (※mono....以下略、詳細はサイト記事で) ■ アドレナクロームがトルコの国営テレビ番組に! ※DL保存済み 2020/07/06 Miyoko Angel ーーー 【速報】トルコ国営放送、安倍晋三首相の盟友・古森重隆社長傘下の富士フイルム和光純薬株式会社が製造する若返りホルモンのアドレノクロムと小児人身売買業者ジェフリー・エプスタイン被告との関係について報道https //t.co/zaDGYbTros — お賽銭マン (@OSAISENMAN) July 15, 2020 ーーー 日本でも未成年誘拐事件が増えていて 心配です。ここNYでは13歳以下の子は通学も保護者が付き添います。世界では30秒に1人子供が売買されていて600万人の子供が被害に遭っています。 急成長犯罪産業が #人身売買 ‼️ 労働、性的 #臓器売買 #アドレノクロム の為で16兆円産業😱性的人身売買だけでも6兆円 pic.twitter.com/4EJCLndnPP — 𝚡𝚡𝚡 𝚗𝚘𝚗𝚊𝚖𝚎 𝚡𝚡𝚡 (@xxxnoname_xxx) July 12, 2020 (*1) .
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こちらは公式サイトにある所見表明演説(PDFファイル)をテキスト化したものです。 第2日テレ「ノーカット工房」 次期首相候補を目指し 5人の立候補者が熱弁!(動画) 所見表明演説(要旨) 平成20年9月11日自民党本部 麻生太郎です。 四度目の、挑戦をしようとしています。 わたしの前途には、日本と、日本国民が登るべき、高らかにそびえる峰が見えています。 峰にかかる、雲も見えています。 国家国民の指導者たるもの、常にその、白雲を望み見て、おのれに鞭打って、急な坂を登ってゆくものでなくてはなりません。 しかも、国家国民の指導者たらんとするもの、足元と、はるかな峰とを、共に見る目を、もたんとするものでなくてはなりません。 急な坂にかかってこそ、むしろ心に余裕を、表情にほほえみを絶やさず、これを楽しむことすらできる者でなくてはなりません。 わたしはそのため、四たびの挑戦をいたします。 党員、党友の皆様のご支持を、圧倒的なるご支持を、冀(こいねが)うものであります。 わたしは、四たびの挑戦のもつ重みを前に、身、引き締まる思いであります。 しかし、わたしは、逃げません。 先人たちから引き継ぐたいまつを、放すことは、ありません。 わたしは、それをこれから、国民に対し、身をもって証明するのであります。 四尺五寸八分。この身をなげうって、駆け抜けようとしております。 総裁に選んでいただきました、そのあかつき、わたしはやがて、我が党の命運を賭ける戦いに臨みます。 我が国に、混乱に替えて、不動の重心をもたらすもの。それは、どの党であるか。 日本の経済に、真の改革を、責任と実効のある改革をもたらし、国民の暮らしの隅々まで、温かい血をめぐらすことのできるもの。それは、果たしてどの党であるか。 日本の安全を、一点の曇りもなく保証し、かけがえのない同盟関係を、揺るぎなく強めていく覚悟のある党は、いったい、どの党であるのか。 日本の、新しい世代、若い世代に、希望と夢とを与え、未来を支える確固たるいしずえを、国家経済、国家社会に与えることのできる力をもった党。――言葉、だけではありません。力 を持った党は、どの党であるか。 審判を、最終的な審判を、有権者からいただくその戦いに、わたしは臨みます。 これらの問いに対する答えは、おのずから明らかであります。 民主党では、ありません。あり得よう、はずがありません。 我が自由民主党こそが、日本の軸をよりいっそう太く、頑丈に、固めるのであります。 我が自由民主党と、志を同じうする公明党との、信頼と、実績に裏打ちされた連合のみが、その軸を、はるか未来へと、ひたすらにまっすぐ伸ばし、かの高い峰にかかる白雲を目指すのであります。 わたしは、日本国民からまさしくその審判を、最終審判をいただかんとして、ここに立つものであります。 皆様のご支持――圧倒的なるご支持を、いただきたく存じます。 過ぐる 12年、4000日になんなんとする期間、わたしは大臣として、内閣の一翼を担い、党にあっては、要(かなめ)の職について、国家経営の任に当たりました。 官主導から、民主導へ。経済の成り立ちを抜本的に変えるべく、規制の撤廃と、改革を実行してきました。経済の再建こそは、わたしが身命を賭した課題です。 外務大臣を務めた際には、日本の外交に、一本の太い筋を通しました。世界中の、どこの誰が見ようとも、決して見間違えることのない、明確な路線を敷きました。 4000日を通じ、経済企画庁長官、あるいは経済財政政策担当大臣として、経済の再建に、総務大臣としては内政全般、なかんずく、規制の改革と地方分権の推進に、そして外務大臣と しては外交に。 携わった任務こそ違ったにせよ、わたしはいつもひとつのこと、ただひとつのことを、一心に目掛けて参りました。 それは、何よりもこのわたし自身が、日本と日本人に、一瞬たりとも信頼を失わなかったことであります。 わたしの信ずるところ、国家国民を率いるリーダーたるもの、まさしくこの点において、いささかの迷い、疑い、留保を、持ってはなりません。 日本を率いる指導者とは、日本と日本人を、深く信じる者でなければなりません。 日本と日本人に、誇りを失わぬ者の、別名でもあります。 だからこそ、わたしは改革を、未来に向けての改革を、続けていこうと、敢然決意するものです。いかねばならぬと、信ずるのです。 日本国を、今よりもっと一層誇るに足る国とし、諸外国からさらなる尊敬と、信頼を勝ち得る国とする。そしてそれを、次の世代に引き継ぐという、ただそのことだけを、わたしは目掛けて参ろうとするのです。 日本は、強い国でなくてはなりません。強い国とは、たじろぐことなく難局に立ち向かい、危機をむしろバネとして、一段の飛躍を遂げる国です。 日本は、明るい国でなくては、日本ではありません。明るい国とは、元気な国であります。元気な国とは、子供からお年寄りまで、国民の一人ひとりが、未来に希望をつなぐことのでき る国です。 日本経済。全治3年。こう、わたしは申しました。 三段構えで臨みます。 目先は、景気対策。中期的には、財政再建、そして中長期的には、改革による経済成長の追求です。 まず第一段。ふらつく経済の足取りに、あらゆる手段を講じて支えを与えます。 財政も、効果を計算しつくしたうえ、使います。使わねば、一国の指導者として、無責任のそしりを免れないでありましょう。 ただし、行くあてのない道路は敷かず、つなぐ先のない、橋はかけない。 わたくしは昨年、こう述べて総裁選に臨みました。再び、同じことを繰り返しましょう。 わたしを、財政出動論者である、したがって、「オールド・ケインジアン」だと、呼ぶ向きがおありです。 呼びたくば、呼べ、であります。 わたしがおよそ一切の興味をもたぬのは、この種のレッテル貼りだからです。 わたしごとき浅学菲才に、自分の名をかぶされたのでは、黄泉(よみ)の大経済学者にとって、迷惑千万に違いありません。 ただし、ジョン・メイナード・ケインズとわたしとには、確かに大きな共通点がある。 ケインズはイギリスを愛し、イギリスの難局に立ち向かい、まさしく身命を賭しました。この一点において、わたしはケインズと、志、覚悟を共にするものです。 第二段。財政の再建です。 財政に規律が必要なこと、経営に、規律が必要なごとくです。 しかし経営においてと同様、国家財政においても、事柄は複眼をもって眺めねば、本質を見誤るのです。 企業経営において、コスト削減だけでは、会社は立ち直りません。 売り上げの増加を目指し、新商品開発のための研究や、前向きの投資をあわせて実施してこそ、初めて会社は立ち直るのです。私は、それを会社経営者として、実践してきました。 国家の経営において常に心がけるべきは、あくまでも成長を目指さねばならぬという、その一事であります。 成長の中、自ずと増えていく税収によって、負債を返済すべきであるという、この原則です。 止まったものとして見るのでなく、動きにおいて見るのです。経済は生き物です。 それゆえわたしは、「財政再建を自己目的とする財政再建」は、いたしません。 日本経済の成長の中で、財政再建を追い求めます。 プライマリーバランスの達成という課題も、同じです。そのこと自体が、目的なのではありません。 日本経済に、成長の条件を整えてやること。そのことこそが、目的なのです。わたしに限って、目的と、そのための手段を、混同することはありません。 第三段。改革による成長の追求です。 ナノテクノロジー、ソーラーパネルなど新技術、新業態が次々と現れ、それが新たな市場をつくって雇用を生み出す、明るい循環を築き上げていくことであります。 中長期的には、このことに、最も意を砕かねばなりません。 生産性を上げていくカギが、ここにあるからです。 必要なことは、ヒト、モノ、カネ、技術の有効なる配分です。 金融を、中小・零細企業に回し、経営者に前向きな投資をさせることです。 創意と、工夫を阻む、規制の類を、徹底して取り払ってやることです。 一に、景気の下支え、二に、成長を促す財政の再建、三に、改革を通じた成長戦略の追求。 これが、王道であります。わたしの、追い求めていこうとする道筋です。 目鼻をつけるのに、必要な期間。それを、三年と申し上げています。 それゆえに言う、「日本経済全治三年」です。 外交と防衛について、わたしはいま、多くを申し述べません。 外務大臣として働いた人たちのうち、わたしほど、外交について多くを述べた者は、かつてただの一人もおりません。 わたしが心を込めて述べ、語った我が国の外交路線は、つとに、一冊の本となっています。 ですから、原則のみを短く述べます。 一。日米同盟を一層堅固なものとし、強化します。 二。北朝鮮に向かっては、内に深い怒りを秘めつつ、国民の憤り、被害者家族の悲しみを、わたし自身、我が物として共有しながら、拉致、核、ミサイルの解決を求め続けていきます。 三。自信を持った外交を進めます。 今日この瞬間、はるかなアフリカで、一千人に達しようかという日本人の若者が、青年海外協力隊として働いております。そのうちの半数以上、六百人近くは、女性です。 胸を張り、明るく働き続けている彼女らの顔が、日本の顔です。善をなさんとして、骨身を惜しまぬ彼ら、彼女らこそは、我が外交の誇りです。 再び申し上げます。 わたしには、用意があります。覚悟ができています。 わたくしを省みない、覚悟です。 日本と、日本国民の、安寧を追い求める、決意です。 わたしには、自信があります。 日本と、日本国民がもつ、歴史に裏打ちされた奥深い叡智。危機を好機に転ずる、不屈の能力に対する、信頼であり、自信です。 今くらい、難局に臨んで負けない指導力を、政治が必要としているときは、ありません。 危機に真正面から向き合う、沈着なる指導力。おのれの退路一切を断って、国民の先頭を走る脚力。信ずるところを堂々と説き、内外の難関を突破する、気迫に満ちた覚悟の力。 麻生太郎、これを振るわんとして、一身に鞭打ってまいります。経験の一切を、つぎ込んで参る所存です。 敬愛する、自由民主党の党員、党友の皆様。わたしへのご支持を、圧倒的なるご支持を、ぜひとも賜りますよう。心よりお願いを申し上げ、所信の表明を終わります。
https://w.atwiki.jp/floppy/pages/92.html
2008年9月13日(土)午後 高知県高知城追手門広場板垣退助銅像前で行われた、自由民主党総裁選挙総裁候補者街頭演説会の参加者感想レポートのまとめ ※このレポートはあくまで個人的な感想や印象などを、勝手にまとめさせて頂いたものです。 ※レポートの転載に関して不都合がございましたら、お手数ですが研究スレかここのコメント欄か掲示板にご連絡をお願い致します。 レポート研究スレより 大規模オフ板より 動画/音声 渋谷街頭演説会レポ 新宿街頭遊説レポ なんば街頭演説会レポ 名古屋街頭演説会レポ 新潟街頭演説会レポ 北海道街頭演説会レポ 島根街頭演説会レポ 岡山街頭演説会レポ 秋田街頭演説会レポ 岩手街頭演説会レポ 鹿児島街頭演説会レポ 埼玉千葉神奈川街頭演説会レポ 研究スレより 655 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 18 55 10 ID bTls8Win 高知参加して参りました 吉田茂氏の名前でまず聴衆を沸かせ、筑豊での会社経営時代の苦労話などを語ってくださいました また、高知の中小企業の話に絡めて地方活性化のお話など分かりやすく、時にはジョークも交えて盛り上がりました どうでもいいことですが「板垣退助候を「閣下」とお呼びになったような…? 最後は候補者5人との簡単な握手会があり終了でした 会場はお城の城門横にステージがあり、最初に門をくぐって登場というのが良かったです 以上、レポにもならない落書きのようなもので失礼致しました… 663 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 19 23 09 ID sN2HPKt/ 655 高知レポありがとう! タロサと握手できたなんて羨ましい! 「板垣退助候を「閣下」 ←興味深いww 666 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 19 32 57 ID zQamj1Cn 655 乙でした。 与謝野さん疲れは大丈夫かなあ。ちょっと心配。 701 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 21 40 01 ID kr0zNOL4 高知の写真、うpしました。 ttp //balsamic.fam.cx/up-fragola/download/1221309239.zip パスはいつもの4文字。(全部で90枚近くあった中からまともなのを15枚だけ) 麻生さんの立候補届けを出してくれた西山さんの写真も1枚入れてます。 ステージ横のテントで出番待ちをなさっていたのですが、最前列に陣取った自分の真正面に麻生さんが座ってるのが見えて、 演説してる候補者より麻生さんばかり見てしまってましたw (ちょっと写りは悪いですが、そのテント内の写真も1枚だけ入れてます) 隣りの与謝野さんや石原さんと楽しそうに話してました。 音声ファイルもあるんですが、今日・明日のうpは無理なんで、明後日以降になります。 (ただし、ゲル長官のだけ冒頭入ってません) 704 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 21 42 26 ID kr0zNOL4 高知、前座の地元選出の国会議員4人の話も面白かったですよ。 こっちも録音しておけば良かった。 与謝野さんの推薦人の中谷さん以外の3人が麻生さん支持を表明されていました。 720 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 22 53 58 ID 8sMjOffV 今更ですが、香川から参加した高知組です。 太郎の演説内容については 655さんが書いてらっしゃる通り。 その他ですが、候補者たちはステージに上がるときそれぞれ両手に子供の手を引いて上がって来たのですが、太郎はその子供たちをにっこにこの笑顔で眺めてました。 太郎に肩ポンポンされてた子供ウラヤマシス。ステージを降りる子供二人としっかり握手を交わしてました。 太郎の演説が良かったのは勿論のこと、個人的にはゲルも中々上手いなあと思いました。 うちの父母もそうだけど、ゲルの印象がいい方に変わった人は多いのではないかと。 冒頭で「なぁんだ、テレビで見るより思ったほど怖くない、石破茂です」って言ったのにはワロタww 候補者たちの演説中に前の方でヤジ飛ばしてたオヤジはかなり鬱陶しかったです。 小池さんや与謝野さんは相手せざるを得ないみたいな形になってて、何か気の毒に思いました。 昨年の高松のときと比べると、聴衆はやや大人しめな印象です(上記のオヤジ除く)。 高松のときよりも全体的に拍手・歓声ともに大きくはなかった気がします。 自分はステージ近くのフェンス際にいたので、演説が終わった候補者たちと握手ができました。 初めて触った太郎の手は、あったかくて厚くて大きかった! この感触は一生忘れません。 あと、与謝野さんの応援で太蔵が来てましたww 太蔵とも何故かしっかり握手。 バスまで追い駆けたら、候補者たちが窓を開けて皆で仲良くこちらに向かって手を振ってくれました。 一番名前を呼ばれていたのは、やっぱり太郎でした。 最後に。太郎の立候補の届出をして下さった西本先生、ぎっくり腰の一日も早いご快復をお祈りいたします。 余談。 太郎がこちらを向いた時に、妹が徹夜で自作した太郎うちわを掲げると、その瞬間太郎の表情がパッと笑顔になりました。 妹は大感激してます。太郎、ありがとう。 739 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 23 43 01 ID kr0zNOL4 720 自分も握手できました。 麻生さんに握手してもらったときに、応援用のA4ビラを麻生さんに見せたら、指差して笑ってくれました。 (去年、高松で握手してもらったときに狐本を見せたときと同じ反応だったのを思い出しました) 麻生さんの演説内容は他の方も書いてくれているので、そちらにお任せして。 正直、ゲルの演説が非常に良かった。本当に演説向きの声だよなぁ、と思った。 で、内容も防衛7割・農業3割くらいでかなりシンプルにまとめていたのでわかりやすかった。 湾岸戦争についてのアメリカ人との会話の話では、不覚にも泣きそうになった。 逆に、小池さんが途中で延々と官僚批判をやっていたのは、ちょっとうんざりしてしまった。 前に麻生さんがどこかで 「社長が社員を『働かない』と批判したところで仕方が無い。その社員をいかに上手く使って働かせるのが、社長の腕の見せ所。大臣もそれと同じ。官僚をうまく使ってなんぼ」 って感じの話をしていたので、単に官僚批判するだけの大臣経験者って嫌になってしまう。 なので、小池さんの官僚批判も、途中で嫌になってしまった。 小池さんが悪いわけじゃない、とは思うんだけど。 868 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/14(日) 14 54 58 ID FfLOWDVP 739 スレチ気味だが、 >湾岸戦争についてのアメリカ人との会話の話 kwsk 927 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/14(日) 18 51 57 ID 3QdIx8M4 868 昨日の大阪参加者ですが。 湾岸戦争の時日本は赤ん坊からお年寄りまで一人当たり一万円、 なん億万ドル(具体的な数字言ってたけど覚えてない)を 捻出した。その後イラクは世界中の新聞に、湾岸戦争に参加して イラクを解放してくれた国々の名前を挙げて感謝する広告を打ったけれど、日本の名前はなかった。 日本はアメリカに、どうしてあれだけのお金を出したのになかった事になるんだ、と、国民全員が一人一万円出したのに、と。 そうするとそう問いかけられたアメリカ人は100ドル札を一枚出していった。 100ドル(円換算一万円)やるから、俺の息子を返せ。俺の息子はイラクで国の為、平和の為に戦って死んでいった。 この話を聞いたときに自分は何も言えなかった…的なお話。 その後現在の自衛隊の活動に触れて、金だけ出すんじゃ駄目なんだ →どっかの党は金も口も手も出さないとか言ってる→ミンス批判 という流れでした。 748 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/14(日) 00 17 25 ID C7L7TfM/ 今日の高知の演説うpされてた ttp //jp.youtube.com/watch?v=Su1bSpD6EgE 79 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/15(月) 09 23 01 ID EvooDSWm 遅くなりましたが、土曜日の高知での立会演説会の 全員分の音声のみです。 無編集ですみません。 ttp //balsamic.fam.cx/up-fragola/download/1221438103.zip passはいつもの4文字です。 石破さんの冒頭、ちょっと入ってません。 与謝野さんの途中で、近くの携帯の着信音が入ってます。 ごめんなさい。 132 名前:日出づる処の名無し [sage] 投稿日:2008/09/15(月) 16 06 11 ID tdj4vIA4 高知の演説 79 さんの音声借りてつべにうp 石原伸晃 ttp //jp.youtube.com/watch?v=jtCwzM2RLAA 小池百合子 ttp //jp.youtube.com/watch?v=889uGA4Fq30 石破茂 ttp //jp.youtube.com/watch?v=BDFHssJengw 与謝野馨 ttp //jp.youtube.com/watch?v=bwhwoqBegLU 麻生さんのはニコに有った ttp //www.nicovideo.jp/watch/sm4617997 http //www.nicovideo.jp/watch/sm4617997 大規模オフ板より 415 名前:エージェント・774 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 17 41 09 ID J8wde8zw 高知、最後の握手会で候補者全員と握手してきたw 麻生応援ビラ持っていたんで、麻生さん喜んでくれた。 一番力強い握手だった。 帰りの高速バスの時間まで15分くらいしかなかったんで、高知城からはりまや橋までダッシュしたから疲れたorz 417 名前:エージェント・774 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 17 46 44 ID n6LtJzpK 415 お疲れ様でした。 高知の人の集まり具合はどんなものでしたか? 418 名前:415 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 17 58 08 ID D2EPcjfO 415 会場の広場、完全に埋まってたと思います。 これから四国山地越えで電波入らないんで、 帰ってからレスします。 420 名前:エージェント・774 [] 投稿日:2008/09/13(土) 18 53 26 ID 3qtmzB8/ 417 高知組乙です!! うお、麻生さんと握手できたんですか いいな>< レポ楽しみにまってま~~~~ 421 名前:エージェント・774 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 19 16 03 ID KvgFUxIx 高知の会場から帰ってきたよー。 人は2000~3000人ってとこ? 演説は石原そつなくこなす マダムスシ→霞が関を改革 太郎→元気な高齢者が働けるように社会に ゲル→国防について熱く語る 与謝野→税制問題 と簡単にこんな感じ。拍手は太郎が一番多かった。やはり聞いて聴衆を引き付ける話術がある。 最後の与謝野さんは声があまり出てなかった。 これからまだ演説あるのに大丈夫だろうか?? 各応援のフラッグあがるのかなって見てたけどなかったね。 太郎にはそのけんさんついててお元気そうでした。 415さんって会場の前のほうにいた?最後にそれっぽいのがあがってるの見たんで。 余談ですが他の候補者はSPがついてたけど太郎は熊つれてました。 詳しくは他の人よろしく!! 422 名前:415 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 19 34 42 ID 1S9/CKZP さっき家に着きましたorz 421 はい、最前列にいました。 見られてましたかw ビラはかなり余分持っていったんですが、誰にも声を掛けられなかったんでそのまま持って帰るはめにorz 一番演説向きの声はゲルだな~と思いつつ聞いてました。 去年高松でやったときは1人20分で、麻生さんの途中で雨がぱらつき始めたんで麻生さんは15分くらいに短縮したんですが、今日は人数多いから1人10分だったみたいですね。 タイムキーパーの合図に全然気付かないで一番時間オーバーしていたのがノブテルでした。 前の方で、演説の最中にやたらとヤジを飛ばす親父がいましたね。 ちょっとうざかった。 前座でちょっと話していた高知選出の国会議員4人のうち、3人が麻生さん支持というのが心強かったです。 443 名前:エージェント・774 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 23 31 48 ID 9EiPGpLo 高知行ってきますた。 438 技研製作所と広瀬製紙です。 ビデオも撮ってはみたのですが、 途中で飽きちゃった子供の声がorz 工作員の餌になりそうなので、うp自重します。。。 最後に皆で列を作って、バスまで握手会 415さんと違って、やわらかい感じですた。 相手を見て力加減変えてるのか、さすが太郎! 445 名前:エージェント・774 [sage] 投稿日:2008/09/13(土) 23 51 56 ID 1S9/CKZP 443 技研製作所と広瀬製紙です。 どうもありがとうございます。 すっきりしました。 正直、聴衆の盛り上がりは去年の高松の方が上でしたね。 意外に高知の方はおとなしいw 自分の場合、麻生応援ビラを持っていたので、力強く握手してくれたんだと思います。 去年の高松では、指先しか握手できなかったんで、今回はしっかりと握手できて嬉しかったです。 自分は、その後5時25分はりまや橋発の高速バスに乗ったんで(バス停までダッシュしましたorz)、バスのお見送りが出来なかったんですよね、残念。 動画/音声など http //www.nicovideo.jp/watch/sm4617997
https://w.atwiki.jp/english_anime/pages/252.html
移転先にはクスリプとが沢山あります。